2021年9月27日、台風16号(ミンドゥル)が日本に近づいてきています。
2019年甚大な被害をもたらした台風15号と進路が似ていて、台風16号の進路が気になります。
今回は、台風16号の進路について、
- 米軍(JTWC)
- ヨーロッパ中期予報センター
- 気象庁
- Windy
- ウェザーニュース
- 世界各国
の台風進路予想をご紹介します!
2021年台風16号 最新情報
2021年9月27日午後0時45分、気象庁の情報では、台風16号は非常に強い台風に変わり、沖の鳥島近海をゆっくりした速さで北へ進んでいます。
中心気圧は935hPaで非常に強い勢力を維持しています。
- 台風16号
- 名称:ミンドゥル
- 進路 北
- 中心気圧 935hPa
- 最大風速 50m/s
- 最大瞬間風速 70m/s
台風16号は、9月27日正午、「非常に強い台風」から、「大型で非常に強い台風」に変わりました。
強い勢力を保ちながら関東に近づいてきています。
この進路は、関東千葉に甚大な被害をおぼよした2019年の台風15号と進路が似ているそうです。
台風16号の進路が気になりますね。
米軍合同台風警戒センター(JTWC)とヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)などから、台風の進路予想を見ていきましょう。
2021年台風16号 今後の進路予想
台風16号の最新情報が分かったところで、今後の進路予想についてご紹介します。
台風の進路予想を紹介しているサイト
- 米軍合同台風警戒センター(JTWC)
- ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
- 気象庁
- Windy
- ウェザーニュース
- 世界各国
①米軍合同台風警戒センター(JTWC)
米軍合同台風警戒センター(JTWC)は、アメリカ海軍・空軍が共同で台風や熱帯低気圧の発生を予想しています。
気象庁の予報とは計算方法が違うので、たまに気象庁とは予想が異なることがあります。
現在の台風16号の様子
早速、米軍合同台風警戒センターの現在の台風16号の様子を見てみましょう。
日本は、「ABPW」の区域です。
そこに「TY20W MINDAULLE」(台風16号)が発生していることが分かりますね。
TYは「Typhoon」(台風)の略です。
ちなみに、台風16号は日本がつけている独自の名称です。
アメリカでは台風16号は、TY20Wと名前がついています。
世界共通なのは、台風の名前です。
台風16号は、「MINDAULLE(ミンドゥル)」ですね。
台風16号のところに赤い矢印がついています。
これは、「熱帯低気圧・台風」を示しています。
参考:米軍台風の見方
黄色:24時間以内に台風・熱帯低気圧に発達する可能性は低い
オレンジ:台風・熱帯低気圧になる可能性があるが、24時間以上かかる
赤:24時間以内に台風・熱帯低気圧に発達する可能性が高い
水色:熱帯低気圧と台風の中間
赤い矢印:熱帯低気圧・台風
台風16号の進路予想
米軍合同台風警戒センターによる、台風16号の進路予想図です。
米軍による台風16号の進路は、気象庁の進路予想とほぼ同じですね。
高い確率で10月1~2日、関東に台風16号が接近することが分かります。
米軍が発表する図には、時差があるので9時間プラスして考えます。
台風16号が一番関東に近づく日時が「01/00Z」と表示されています。
/の前は日付で10月1日。
/の後が時間なので00に9をプラスします。
日本時間の10月1日午前9時頃、台風16号は関東に一番近づくと予想されています。
この予想は、日本の気象庁と全く同じです。
②ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、スーパーコンピューターによる予報です。
そのため、一番の数値予報精度と言われています。
ヨーロッパ中期予報センター( ECMWF)の強みは、10日先までの気象や進路予想を見ることができることです。
しかし、10日予報になるので、時間がたつと精度が落ちると言われています。
ヨーロッパ中期予報センターによる、台風16号の進路予想はこちらです。
9月29~10月2日 台風16号の進路予想
米軍と日本の進路予想とは少し違い、9月30日には九州、四国、関西地方に近づいていますね。
そして、10月1日に関東に最も接近する経路は、米軍と日本と同じです。
③気象庁
気象庁による、台風16号の進路予想です。
10月1日、2日に関東に近づく予想になっていますね。
こちらは、気象庁が2021年6月から導入した
「暴風域に入る確率」を表す図です。
9月27日~10月2日までの5日間、暴風域に入る確率を表しています。
それぞれ色によって、暴風域に入る確率を表しています。
- 紫 70~100%
- 赤 30~70%
- 黄 5~30%
- 白 0~5%
台風の進路予想図と照らし合わせると、
10月1日~2日の関東地方が暴風域に入る確率は5~70%になっています。
④Windy
Windyは、台風の風の強さ、勢力、大きさなどを視覚的に見るとができるサービスです。
パイロットや政府機関でも利用されているツールで、ヨーロッパ中期予報センターをモデルにしています。
▶を押すと、時間を進めて風や雨の強さを見ることができます。
Windyでも、10月1~2日に台風16号が関東に接近するコースになっていますね。
⑤ウェザーニュース
【台風16号情報】台風16号(ミンドゥル)は強風域が拡大し、大型で非常に強い勢力となっています。広範囲に影響が及ぶおそれがあり、陸地から離れて通っても油断できません。https://t.co/98vTvr8w9M pic.twitter.com/KXSH03Fx8J
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 27, 2021
2021年9月27日17時のウェザーニュースでは、台風16号は強風域が拡大、大型非常に強い勢力になったと発表しています。
やはり、予想天気図は大方同じで、10月1日に関東へ最も接近します。
⑥世界各国
2021年9月27日、世界各国の台風16号の進路予想です。
こちらは、気象庁などがスーパーコンピュータで予想した天気予報の元データGPVを表示する「GPV Weather」から各国の台風進路予想を掲載しています。
掲載している機関は
- 欧州(ECMWF)
- アメリカ(NOAA)
- アメリカ海軍
- カナダ気象センター
- 英国気象局
- 日本気象庁(GSM)
です。
各国の台風16号の予想も、経路がほぼ同じですね。
台風16号が、北へ北上し、関東に近づく経路になっています。
まとめ
台風16号の進路予想を見てきました。
今回は、どの国の予想もだいたい同じ予想で
- 最も強い勢力で日本に近づいている
- 10月1~2日に関東へ最も接近する
ということでした。
そのため、早いうちに
- 食料の備え
- 防災の備え
をしていた方が良いですね。