2022年12月28日、帝京大学は、学生に対してアカデミックハラスメント(アカハラ)と性差別発言があったとして、八王子キャンパス経済学部経済学科に所属していた江本伸哉教授を諭旨解雇処分としました。
江本伸哉教授は2022年11月に、ゼミ生募集は基本女性しか行っていないことを、学生に暴露されていました。
それ以外にも問題発言を繰り返していた音声を公開され、問題になっていました。
この事件の概要と、江本伸哉教授の素性について詳しくみていきましょう。
目次
江本伸哉教授の顔画像。経歴・家族構成を調査!
- 名前:江本伸哉(えもと のぶや)
- 年齢:65歳
- 住所:不明
- 出身:青森県
- 職業:帝京大学経済学部経済学科(元)教授
大学の教授をやるだけあって、江本伸哉教授のこれまでの経歴はかなり華々しいものでした。
大学は東京大学を卒業しています。
その後、日経新聞に入社し、北九州支局長などを務めています。
その後、50代で退職し、九州国際大学などで教員を務め、2019年に帝京大学の教授に就任しています。
現在は見れなくなっている、江本教授のfacebookでは、結婚していことが伺える記述もありました。
江本教授は元々「乕尾(とらお)」という苗字だったことがfacebookに書かれています。
現在の江本姓は奥さんの苗字の可能性が高いです。
また、子供も少なからず1人はいることが分かっています。
今回の事件を受け、一番の被害者は奥さんと子供ですね。
自分の父親が自分と同世代の人間にアカハラ、セクハラを繰り返していたと知ったら、言葉も出ないことでしょう。
いずれにしても、東京大学を出て、新聞記者を経て、世間的には優秀な経歴を持っていたとしても、人格的に優れているとは限らないということが、分かりましたね。
江本伸哉教授のアカハラ・セクハラ、諭旨解雇処分までの流れ

引用:facebook(現在は閉鎖)
今回の事件、どういった経緯で発覚したのでしょうか?
事件は2022年11月21日に発覚しました。
帝京大学に通う、大学二年生の男子学生・聖奈さんが、江本伸哉教授から届いたメールと、直接やり取りした音声をSNS上で公開しました。
聖奈さんは3年次に開講する江本教授のゼミを志望していたので、その旨をメールで問い合わせていましたが、その返信メールには目を疑うような内容が書かれていたというのです。

引用:Twitter
「女子学生さんですよね? たまに女子みたいな男子もいますので、念のため。歓迎いたします。男子には内緒ですが、女子は基本的に応募=採用です」
引用:Twitter
女性なら基本的に採用という内容でした。
本来、大学というのは、男女や年齢を問わず、学習したい人に対し広く門戸を開いていないといけません。
江本教授から送られてきた内容は明らかに性差別です。
その後、面接を行うと、聖奈さんが男性だと分かり態度は豹変。
さまざまな問題発言を繰り返したあげく、「女だと誤認したのは僕のミスだけどさ。でも、そりゃしょうがないわな、あんな名前なんだからさ」と開き直る始末。
聖奈さんはメールの内容から江本教授の考え方が問題だと思い、面接でのやり取りを録音していました。
そして、2022年11月21日にSNSで上記の問題発言を公開すると、たちまち世間で話題になりました。
帝京大学側はただちに当該ゼミの募集を停止。
調査を行い、江本教授を2022年12月26日付で諭旨解雇処分としました。
雇用終了は2022年12月31日までとのことです。
アカハラ、セクハラ面接の内容と音声を公開
では実際面接で行われた、江本伸哉教授と聖奈さんのやり取りはどういったものだったのでしょうか?
YouTubeにやり取りの音声が聞ける動画ありました。
江本教授は聖奈さんに「申し訳ない」と言っています。
ただ、これは聖奈さんを女性だと勘違いしたことが「申し訳ない」と言っているだけで、女性だけしか採用しないということに対して謝っているわけではありません。
しかも、結局「そんな名前だから間違ってもしょうがない」と開き直っています。
動画では、ゼミの募集要項について主に話しています。

引用:Twitter
江本教授のゼミ募集要項には男女「問わず」4人ほど採用したいと、しっかり記載されています。
その件に関して、聖奈さんがツッコむと、江本教授は「表立ってはそういうしかない」と返します。
つまりこの件に関して、世間的には問題があると認識しているということです。
その上で、「女性だけ取るのは企業とかでもやっている」と謎の理論を展開しています。
企業の場合は業務の適正などで男女の区別をし、採用する場合があります。
それでも問題になることも近年ではチラホラ見かけます。
しかし、大学の場合は学生がお金を払って入っているわけですし、学問を学ぶことに性別は関係ないので、「企業がやっているからやっていい」という理屈は通りません。
さらにこの音声は一部にすぎず、約30分に渡って江本教授の暴言は続いたそうです。
「募集条件に“スポーツが好きな学生”と大文字で強調されていたので、志望動機を聞かれた際に話題にしたら、『いきなりスポーツか。そういう奴は好きじゃないんだよ。なめんなよ! 今までみんな落としてきた』って、机を叩きながら激昂されました。要は女子ではなく男子だから、露骨に嫌われていると感じましたね」
めちゃくちゃな言い分です。
とにかく聖奈さんが男性だったから、いちゃもんつけたかったということでしょう。
そもそも、江本教授は問題のある教授だと学生の間で認識されていたとのこと。
先ほどの動画に以下の様なコメントがついていました。
この人の授業とってます。 普段の授業中の行動から人間的に問題があるのすぐ分かります。
昭和のセクハラ親父気分が抜けてないんです。
自分が勤務する大学をバカにするような発言もしていたので、基本的に生徒を見下しているし、エリートで誰からも注意を受けてこなかったからこうなったんだろうなぁと
普段の授業中の行動から問題があったとのこと。
昭和のセクハラ親父気分が抜けていないとも言っていますね。
このコメントが事実かは分かりませんが、他にもネットを調べれば江本教授の悪評が出てくるので、かなり信憑性が高いでしょう。
授業中にスマホをいじっていた生徒に平手打ちしたという話もあります。
もちろんスマホをいじっていた生徒も問題ですが、手が出るのは問題です。
やはり昭和の気質が抜けていないようです。
帝京大学の生徒や、他の教授からの擁護は一切聞かれないので、つまりそういうことなのでしょう。
江本伸哉教授に下された、「諭旨解雇」とは?
江本伸哉教授は、11月26日付で諭旨解雇(ゆしかいこ)となりました。
これはどの程度の処分なのでしょうか?
諭旨解雇は懲戒処分の中で2番目に重い処分です。
一番重い懲戒解雇と同じでキャリアに傷が付き、再就職に際し不利になります。
ただ、懲戒解雇との大きな違いは退職金が出るということです。
このことに対して、帝京大学の処分は甘すぎるという批判も出ています。
ただ、江本教授が側がこの処分が不服とした場合、裁判で揉めることになります。
なので、一刻も早く辞めさせたい帝京大学側はこの様な処分にしたのではないかという意見もあります。
いずれにしても、年齢的に見ても江本教授からすれば、再就職する必要もなく、退職金と年金で余生を普通に過ごすことができるでしょう。
ほとぼりが冷めるまでは、隠遁生活になるかもしれませんが、それも1年ほどで世間の記憶から消えていくことでしょう。
なんとなく江本教授の逃げ切りといった形になるので、スッキリしませんね。
江本伸哉教授に対する世間の声は?
今回の江本伸哉教授の処分、発言に関して、世間ではとのような意見があるのでしょうか?
一部ピックアップしてみました。
学生がSNSで晒すのでなく大学に駆け込んでいたなら論旨解雇まで辿り着いたのだろうか?
初動で実名でTwitterに投稿してしまう学生も正直どうかと思うが、懲罰を与えるには炎上したほうが効果てきめんなのもまた事実なんだよな。
聖奈さんが大学に訴えていたら、もみ消されていたのではという意見ですね。
確かに可能性が高いです。
なんらかの処分は下ったかもしれませんが、諭旨解雇にまではなっていなかったかもしれません。
改めてSNSの凄さとか恐ろしさを知った事件ですね。
かつてならもみ消されていたことが、簡単に表に出るようになったんだと、江本教授のような昭和の価値観で生きている人間は考えを改める必要があります。
そもそも、晒されるようなことを最初からしなければいい話ですが・・・。
教授の肩を持つわけじゃないし擁護する気もないが表現的には適切じゃないだけでこういうことは普通に起きてるからね
以前じゃこの程度のこと言ってもそこまで問題視されているということもなかっただろうね
この程度の問題はかつてなら、問題にもなっていなかったという意見です。
この方は擁護する気はないと言っていますが、「この程度」と言っている時点で、この件を軽く見ていることが分かります。
世間的にもまだまだこういう思考の人もいるということです。
自分の会社などで、セクハラ・パワハラを行っていなければいいのですが・・・。
さすがにこのコメントはgood評価よりbad評価の方が多いです。
こういう思考の人が少しでも減ってくるといいですね。
最後は決める人(大学側)が権限持ってるわけでさ。
解雇が嫌だとか、四の五の言われる筋合いじゃないのよ。
立場を利用して、ハラスメントするような卑劣者は、記者としても大学教員としても、人間としても失格。小学校からやり直して来い。
こちらのコメントは江本教授の発言を引用して、江本教授にブーメランが刺さる内容になっていますね。
自分が言った事ですので、江本教授は今回の処分を粛々と受け入れていただきたいものです。
また、新たな情報が入り次第追記・更新していきます。