植物は生活にうるおいを与えます。
きれいな姿でそばにいるだけでとくに何もしてはくれませんが、癒やされます。
何もしてくれないかわりに、文句も言いません。
お世話を忘れてしまえば、ただ、だまって枯れていくだけ……。
でも、時々水をあげるだけで元気でいてくれる植物もいます。
冬でも咲く花はじつは結構あるんです。
冬のガーデニングで注意したいのは「寒さに強い」タイプを選ぶこと。
初心者でも育てやすい、冬のガーデニングにおすすめの花を紹介しましょう。
冬のガーデニングの定番パンジー、ビオラ
昔は花が大きいものをパンジー、小さいものをビオラと呼んでいましたが、園芸品種が次から次へと登場して、もはや区別は不可能な状態。
「でめきんダンス」「ときめきリリアン」「つぶらなタヌキ」など名前がユニークな品種もあります。
種類豊富なパンジー、ビオラはとにかくとても寒さにも強い!
冬のガーデニングには欠かせない存在です。
そして、花期も長く秋の終わりからゴールデンウィークまで咲き続けます。
基本的に一年草で暑くなると枯れてしまいますが、まれに一年中花を咲かせることもあり、夏場の花は一回り小さく可憐です。
園芸ショップだけではなくスーパー、ホームセンターでもよく売られて、入手しやすさもダントツ。
花の中央に目のような「クロッチ」があることがパンジー、ビオラの特徴ですが、目と目があったら買い時、なのかもしれません。

でめきんダンス 引用:見元園芸ネットショップ
初心者にもおすすめのマーガレット
関連キーワードで「植えっぱなし」「大きくなりすぎ」などが出てくるほど、マーガレットは育てやすい植物です。
もちろん耐寒性も問題ありません。
地植えにすれば夏の暑さにも耐え、株をメキメキと大きくして「大きくなりすぎ」も体験できます。
花言葉は「恋占い」。
昔々、フランスの少女たちが花びらを1枚ずつちぎって「好き」「嫌い」」と占っていたのだそうです。
マーガレットというと白い花のイメージかもしれませんが、最近ではイエロー、ピンク、オレンジなどさまざまな品種が登場しています。
八重咲きのボンザマーガレットなどが人気ですが、恋占いには時間がかかりそうです。

ボンザマーガレット 引用:サントリー公式サイト
甘い香りが漂うアリッサム
ひとつひとつの花は小さくて最初は目立ちませんが、次から次へと開花してボールのように咲き誇った時はとても華やか。
スイートアリッサムという名前で販売されていることもありますが、その名の通り、甘い香りがほのかにします。
花の香りも楽しみたいという人におすすめです。
冬の寒さには強い半面、高温多湿が苦手で、夏には枯れてしまうことが多いアリッサム。
日本では一年草として扱われていますが、茎を短く切り戻して、次の秋にまた花を咲かせることに成功している人もいます。
どんな花とも相性バッチリで寄植えにもピッタリ、自己主張は少なめですがどこでも活躍する健気なアリッサム、大事に育ててみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
紹介した植物はいずれも真冬の屋外に放置しても平気なものばかりです。
お庭がなければベランダでもOK!
もし、かわいさのあまり家の中に入れたくなったとしても、それはそれで問題ありませんが、日当たりと乾燥に注意してあげてください。
毎日にうるおい、癒やしを求めているならば植物は有効。
今年の冬はぜひ、ガーデニングに挑戦してみませんか?