元欅坂46の平手友梨奈さん。
圧倒的な存在感と表現力で、デビューから欅坂の顔として活躍してきましたが、パフォーマンスでの負傷や精神面でも不安定な時期が続き、2020年1月23日にグループから脱退しました。
欅坂46(現:櫻坂46)・日向坂46のメンバーはソニー・ミュージックエンタテインメント系列のSeed&Flower株式会社に所属しており、グループを卒業・脱退後に芸能活動を続けていく場合は、同会社に個人タレントとして在籍し続けるか、他の事務所に移籍するかを選択することになります。
実際にSeed&Flower株式会社に残留した元メンバーには、2019年に欅坂46から卒業した長濱ねるさんや、2022年に櫻坂46を卒業した渡邉理佐さん・菅井友香さんがおり、平手さんもグループ脱退以来Seed&Flower株式会社の所属タレントとして活動していました。
しかし、2021年12月21日 平手さんが「NAECO」(ネイコ)という新プロダクションに移籍したことが電撃発表されたのです。

引用:平手友梨奈、HYBE JAPANの新レーベル「NAECO」所属決定(Billboard JAPAN) – Yahoo!ニュース
平手友梨奈の移籍先「NAECO」(ネイコ)とはどんな事務所?
BTSやSEVENTEEN、TOMORROW X TOGETHERなどの世界で活躍するアーティストが所属する韓国の芸能プロダクションHYBE。その日本本社であるHYBE JAPANが新法人ならびに新レーベルとしてを設立したのが、「株式会社NAECO」です。
平手友梨奈さんは、なんとその一人目のアーティストとしての所属となります。
NAECOは、BTSなどの韓国発のグローバルアーティストを生み出してきたHYBEのノウハウとシステムを活かして、日本を超えて世界の舞台でより挑戦的なキャリアを望むアーティストのためのグローバル企業・レーベルとなることを目指し、所属事務所としての機能と、レーベル機能の両方を兼ね備え、アーティストの世界市場への進出を支援していくそうです。
日韓のエンタメ市場に詳しいメディアプロデューサーの文恵子氏によると、
「HYBEとのパイプがある秋元康プロデュースの欅坂出身であり、韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本リメーク作『六本木クラス』にも出演していた平手はもっともHYBEに近いところにいた日本人アーティストと言えます。歌、ダンス、演技と幅広く活躍しアジアで知名度も高い平手の起用を通して、今後、『えっ!!』と驚く大物日本人アーティストがどんどんHYBEに移る可能性があります。そのために関連する日本企業への投資、合併、買収による事業拡張が加速化すると見ています」
とのこと。
平手さんに続く、大物芸能人の電撃移籍ニュースが飛び込む日は近いかもしれませんね。
電撃移籍の理由とは!?
欅坂46時代は全ての表題曲・カップリング曲でセンターを務め、Seed&Flower株式会社に大きく貢献してきたと言える平手さんですが、なぜ今回の移籍に至ったのでしょうか?
その背景として、平手さん側とSeed&Flower株式会社側の間にドラマ出演を巡る大きな溝があったのではないかと言われています。
平手さんが出演した、テレビ朝日系の2022年に放送された「六本木クラス」。

引用:木曜ドラマ『六本木クラス』|テレビ朝日
大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本リメイク版として放送された作品です。
Seed & Flower側はドラマへの出演に慎重であったのに対し、平手さんはどうしても出演したいと、両者の関係は良好とは言えない状態に。
週刊文春によると、
「『六本木クラス』の製作が発表されたのは今年6月。平手さんはIQ162のインフルエンサー・麻宮葵を演じました。『梨泰院クラス』の原作者チョ・グァンジン氏も『葵の役は平手さんがぴったり』と推薦していたほどで、彼女の意気込みは相当なものがありました」
とあり、平手さんは強い気持ちで撮影に臨んだといいます。
さらに、平手さんは近年海外志向を強めており、「六本木クラス」Netflixで世界配信される予定であったため、その点も彼女が同作品への出演を熱望した理由の一つと言えます。
しかし、結局「六本木クラス」はNetflixの世界配信はされず、日本限定に…。
別のプラットフォーム上では韓国など一部の地域で配信されたものの、「六本木クラス」はオリジナル版ほど製作費がかけられなかったこともあり、韓国では評価されなかったのです。
撮影技術や、出演者の演技を批判する声もネット上で大きく上がりました。
こういった「六本木クラス」出演をめぐる経緯で平手さんと事務所との溝が深まり、出演しても充分な成果を上げられなかったショックも加わって、平手さんの事務所移籍を後押しした可能性があると言われています。
平手さんの今後は…?
先述の「六本木クラス」やTBS系「ドラゴン桜」などに出演し、女優として活動するほか、ソロシングル「ダンスの理由」、「かけがえのない世界」を配信するなど音楽活動にも力を入れるなど、現在でもマルチに活躍されている平手友梨奈さん。
今回の事務所移籍によって、どんな影響が生まれてるのでしょうか。
韓国エンタメに詳しい業界関係者によれば、新事務所では韓国の大学の演劇学科で実施されている独自の俳優育成メソッドに基づき、筋力増強、姿勢矯正、発声の訓練、感情表現・表情管理法、演劇論などに加え英語や韓国語のレッスンを受けるなどして、世界に通用する女優になるためのプロセスが組まれているといいます。
また、平手さんがヒロインを務めるドラマが制作される場合、韓国の大手映像制作スタジオと組んでNetflixやAmazonプライムビデオなどで世界配信することも十分あり得ますが、まずは日本の視聴者向けに民放の連ドラ予算の数倍をつぎ込んだクオリティーの高い配信ドラマが制作されるのではということです。
さらに音楽活動の面では、作詞作曲やミュージックビデオのコンセプト作りから始まり、セット、照明、カメラワーク、コンピューターグラフィクス、その全てに至ってクオリティーの高いMVを制作・配信しているHYBEのノウハウを活かした作品がリリースされるのではないかとのこと。
これにより、各方面においてパワーアップした平手さんの姿を見ることができるのではないでしょうか?
以上、平手友梨奈さんの事務所電撃移籍に関するまとめでした。
アイドル時代のファンだった方からすると、世界進出は少し寂しい気がしてしまうかもしれませんが…
彼女の類まれなる才能と努力を活かせる場になることを応援するばかりですね。
平手さんの今後に注目です。