堀江貴文ら(以下ホリエモン)創業のロケットベンチャー(インターステラテクノロジズ)に、ク〇、金の亡者など散々こき下ろしていたSBIの代表北尾吉孝(写真中央)が10億円を出資。
(タイトル写真:インターステラテクノロジズのツイッターより引用)
超小型衛星打ち上げ用ロケットの商用化を目標としていて、SBIは同社に研究開発を資金支援するNEWSがありました。
このサプライズにTwitter上では、驚きと困惑、胸熱的なコメントが散見されました。
北尾吉孝さんを金の亡者呼ばわりしていた堀江貴文さん、SBIからホリエモンロケットに出資してもらい歴史的仲直りへhttps://t.co/LZXrLNQddW
— 全力2階建 (@kabumatome) December 26, 2022
スゴすぎる…。
堀江さん、北尾さんを「こいつクソ」と言っていたのに…。
2005年、フジテレビ買収、ホワイトナイトを興味深く見てた。
株式投資に興味を持ったきっかけの一つだ。
お二人が一緒に写ってる。
スゴすぎる、スゴすぎる…。 https://t.co/5mxAyKwJQv
— ヒラ3🇯🇵🤝🇺🇦🤝🇺🇸@Apple Cardを持ちたい (@himapplelife777) December 27, 2022
(引用:Twitter)
今回の和解を超えた出資に至った経緯は? きっかけを探ってみました。
そもそも二人の因縁は2005年から
当時ホリエモンが代表だったライブドアによるフジテレビ買収騒動。
北尾氏はこの場面でホワイトナイト(敵対的TOBの防衛者)として、
フジテレビの窮地を救い、各メディアでは彼の手腕を高く評価していました。
北尾氏は中国古典、論語などを愛読しビジネスの様々な場面で応用しているようで、数々の書籍も出版されています。
(参照:amazon)
SBIホールディングス代表としてヴェンチャーキャピタル事業も展開。ビジネスマン、経営者を鼓舞するビジネス書、自己啓発本などを数多くリリースし、ビジネス界に確固たる地位を築いてきました。
そんな北尾氏の、人間たるもの、仕事とは・・・的な崇高な思想を紹介したメディアにホリエモンは噛みついていました。
(引用:NewsPicks)
当時から最近までホリエモンは北尾氏の事を口酸っぱく罵っていましたが、
まさに中国古典「君子(くんし)は豹変(ひょうへん)す」を体現する形となりました。
インターステラテクノロジズ社の設立は2003年
インターステラテクノロジズ株式会社は、北海道広尾郡大樹町に本社をおくロケットベンチャー企業。2005年に当時ライブドアの社長だったホリエモンがスポンサーになる形で開発がスタートしたようです。
また、資産運用会社のレオス・キャピタルワークス社(以下レオス社)の代表藤野氏からも出資をうけていました。
(引用:レオス・キャピタルワークス株式会社)
(引用:Youtube)
(引用:市況かぶ全力2階建)
このロケットに記された「ひふみ」とはレオス社の看板商品、投資信託の商品名です。
MOMO2号機は失敗(2018年)しましたが、3号機(2019年)は見事成功を収めました。
2020年よりレオス社はSBI社の子会社に
そんなレオス社はSBIグループの子会社になります。SBIグループは金融サービスの他に、バイオ企業を子会社化しベンチャーキャピタルにも出資する戦略的な投資企業でもあります。
当初から藤野氏は北尾氏にホリエモンの宇宙開発事業を熱く語っていたのではないでしょうか?
こちらのtwitterの投稿にあるように、二人の架け橋を藤野氏がやってのけたのでは?という憶測が浮かびます。
SBI北尾さんと堀江さん繋いだのって、たぶんレオスの藤野さんだろうね。レオスはロケットのスポンサーにもなったし、SBI傘下にもなったし。
— たなかたかゆき (@papico_chupa) December 26, 2022
これから犬猿の仲と言われた両者がお互いに更なる宇宙開発を目指そうとしています。
過去の二人の様な泥沼な関係にはならない様に願いつつも、
またバトルを繰り広げるのではないかという期待も少々。
ただそれはお互いに同じ方向を向いていれば爆進するのかもしれません。