冬といえばいちご!
コンビニスイーツやファミレスなど、イチゴスイーツが並び始め“いちごの季節”が来たと感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、2023年は原油高の影響でいちごの価格は高騰。
スーパーに並んでいるいちごは例年よりも高く、中々手が伸びませんよね。
「子どもが好きだから」「1パックだけ買ってみよう」と思う人もいるかと思いますが、せっかく買うならできるだけ美味しいいちごを選びたい…!
そこで今回は、美味しいいちごの選び方と長持ちする保存方法について紹介します!
ぜひ、本記事を参考に美味しいいちごと出会ってくださいね。
目次
いちごの美味しい見分け方
いちごシーズンになると、テレビでも度々放送される「美味しいいちごの見分け方」。
一般的に“美味しい”とされるいちごの見分け方は下記のようなものが挙げられます。
全体が赤く染まり、ハリがあるもの
収穫後も着色が進むいちごは通常、完熟前の白い部分が残った状態で収穫されます。
店頭に並ぶ時点で、ほとんどのいちごは赤く染まっていますが、なかには早く収穫しすぎたために、白色が残っているいちごも見られます。
また、稀にいちごの先端が緑や白になっているものは「先青果」や「先白果」とよばれる生理障害が起こってしまったものです。
肥料が効きすぎてしまったり、追肥のタイミングが早い場合に見られる障害で、1番美味しいいちごの先端部分を味わえません。
- 先端まで均等に鮮やかな赤で染まっている
- ハリとツヤがある
この2点をしっかりと見極めましょう。
へたが上向き、ツブツブはくっきり
いちごは200~300個の果実が集まった“集合果”とよばれる果物です。
ツブツブ自体が果物であり、ツブの中に種が入っています。
美味しいいちごはそのツブツブの周りが盛り上がっており、ツブ1つ1つが離れているもの、へたが上向きに反り返ったものです。
いちごの美味しい食べ方
美味しいいちごを選ぶことができれば、次は美味しい食べ方ですよね。
いちごを美味しく、栄養満点に食べられる方法は「食べ始め」と「へた」にあるようです。
いちごのおいしさは「食べ始め」がカギ
ジャムやスイーツにしても美味しいものの、やはりいちごは生で味わうのが1番!
いちごを美味しく栄養を損なわず食べるには、以下の方法が適しています。
- 優しく洗う
- へたをひねるようにちぎる
- 上部分(へた)から下に向かって食べる
いちごを食べる際、へたを取ってから洗うことはNG!
取った部分から栄養や甘みが流れてしまう可能性があります。
へたを取る際も、包丁で切る人もいるかと思いますが、いちごの栄養はへたの周辺が最も高くなっているため、へただけが取れるように手で行います。
食べる際は、甘みが強い先端が最後になるよう、ヘタ部分から食べ始めましょう。
スイーツに使う際も、横に切るのではなく縦に切れば、甘さにムラが起きません。
いちごの保存方法
いちごはスーパーから買ってきたままの状態では、3日程度しか鮮度を保てません。
“いちご狩りで持って帰ってきた”“お裾分けしてもらった”などでいちごを大量に貰ったとしても、すぐに消費することが難しい場合もあるでしょう。
そういった場合は、10日以内に食べきれるのであれば冷蔵、それ以上かかりそうであれば冷凍保存することがおすすめです。
せっかくのいちごを腐らせることなく、食べられる保存方法を知っておきましょう。
いちごの冷蔵保存方法
生でいちごを食べたい人は、パックから取り出していちごが重ならないよう、へたを下向きにして、アルミホイルで保存しましょう。
保存容器、ポリエチレン袋などを使用する場合は、キッチンペーパーを敷いてからいちごを並べます。
いちごは他のいちごと接触しても傷んでしまうため、購入後は出来るだけ早くパックから出してあげることがポイントです。
保存の際は水洗いしたくなりますが、カビが増殖する原因となってしまうため、食べる前に水洗いする方がよいでしょう。
どうしても汚れが気になる場合は、水洗い後よく水分をふき取るようにしましょう。
この保存方法であれば最長で10日ほど保存できます。
いちごの冷凍保存方法
冷凍する場合はいちごを水洗いし、ヘタをちぎった後にしっかりと水分をふき取りましょう。
保存の際は砂糖をまぶしておけば、水分の蒸発を防げます。
ラップで包み、冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫に入れておけば約1ヵ月程度保存が可能です。
食べる際は、そのままシャーベットのように食べても美味しいですし、ジャムとして煮詰めても美味しく食べられます。
また、保存時に潰しておき、保存袋の中で平べったく伸ばして切れ目をつけておけば、いつでもいちごミルクやヨーグルトに使えますよ。
スーパーで並ぶ品種は地域で異なる
日本に約300種類あるとされているいちご。
有名どころとしては「あまおう」「紅ほっぺ」「とちおとめ」「やよいひめ」「ゆめのか」「スカイベリー」などが挙げられますが、地域ごとで並ぶいちごの品種は異なります。
自分の住んでいる地域がどこの産地のいちごなのかを調べてみるのも、楽しいのではないでしょうか。
お子さんと一緒に調べてみるのも、地理の勉強になりそうですね。