野球界のレジェンド、イチローさん。
イチローさんが、2020年から臨時で高校球児を指導すると話題になっています。
インタビューによると
- 関西にある甲子園常連校
に臨時で指導するということです。
今回は、イチローさんがどの高校で指導するのか、調べてみました。
目次
イチローが指導する高校は?
イチローさんが指導する高校はどこなのでしょう?
今回の対象は甲子園出場常連の名門校になる予定。
指導は数日間の短期になるとみられ、現役の高校球児を相手にしての“イチロー流”が注目される。
引用:日刊スポーツ
関西にある、甲子園出場常連名門校で指導とありますね。
関西にある甲子園常連の高校を調べてみました。
1970年から、甲子園で2回以上優勝している高校というと
- 大阪桐蔭(大阪)
- 智弁和歌山(和歌山)
- PL学園(大阪)
- 天理(奈良)
があげられます。
中でも、大阪の大阪桐蔭は5回も優勝しています。
イチローが指導する高校は智弁和歌山が有力
イチローさんが指導する高校は、「智弁和歌山」が有力です。
なぜなら、智弁和歌山の指導をしたいとイチローさんから話があったというインタビューがあるからです。
イチロー氏と親交のある智弁和歌山・藤田清司理事長(65)から早くもラブコールが届いた。藤田氏は「智弁和歌山の野球部を指導したいという話は(本人から)あった」と明かし、「ぜひとも来てもらいたい」と招へいに積極的だ。
イチロー氏が智弁和歌山の試合を観戦したことがきっかけで縁が生まれ、昨年は同校を訪れ、12月には自身の草野球チームと同校の教職員チームで試合も行った。藤田氏は「うちには(兄弟校の)智弁学園もある。イチローさんの指導があるときは合同チームで教えてもらおうという考えを持っています」とプランも明かした。
引用:指導者イチロー氏へ智弁和歌山がラブコール「ぜひとも来てもらいたい」― スポニチ Sponichi Annex 野球
- 智弁和歌山の理事長とイチローさんが親交がある
- イチローさん本人から「智弁和歌山の野球部を指導したい」と話があった
- イチローさんが智弁和歌山の試合を観戦した
- イチローさんが、智弁和歌山を訪れ、試合を行った
これだけ有力な情報あれば、イチローさんが智弁和歌山で野球を教えることは自然の流れではないでしょうか。
イチローと智弁和歌山の絆
そもそもなぜ智弁和歌山とイチローさんが親交をもったのかというと、智弁和歌山の試合をイチローさんが見て、その試合応援に感動したことがきっかけだそうです。
イチローが感銘をうけた「ジョックロック」
2018年11月3日、2018年秋高校野球季近畿大会の、明石商業vs智弁和歌山の試合をイチローさんが観戦したそうです。
試合は12-0で明石商業が5回コールド勝ちしたのですが、この時の智弁和歌山の応援がとても良かったとイチローさんは感銘を受けたそうです。
イチローさんは「野球応援にあれ以上のものはないんじゃないか」と言っています。
こちらは、2018年智弁和歌山の応援の様子です。
智弁和歌山の応援で使われている曲は「ジョックロック」という曲で作曲者は特定されてません。
元々は、ヤマハのキーボードについてくるサンプル曲だと言われています。
智弁和歌山は、この「ジョックロック」の応援を効果的に使っていて、基本的には「8回以降、得点圏に走者が進んだ時のみに演奏する」としていて、応援部と吹奏楽部がトランシーバーで連携を取り合いながら、開始のタイミングを計っているそうです。
2000年の甲子園で、智弁和歌山が優勝した時にこの「ジョックロック」が使われていて注目を浴びます。
以後「ビッグイニングを演出する曲」として「魔曲」の異名で知られるようになりました。
イチローさんが感銘を受けたのは、「ジョックロック」のみならず、
- ブラスバンド
- チア
- 応援団
が、三位一体になって、選手に敬意を払い、選手を支えようと懸命に応援する姿でした。
智弁和歌山の対応に感激
智弁和歌山の応援に感動したイチローさんは、感動を神戸の友人たちに話したそうです。
そして、友人の一人が智弁和歌山の関係者と親しく、イチローさんの思いが智弁和歌山に伝わったそうです。
すると、智弁和歌山の応援団が魔曲「ジョックロック」のイチローバージョンを動画に撮影し、データとともに10曲ほどイチローさんにプレゼントしたそうです。
これに感銘をうけたイチローさんは、すぐさま智弁和歌山を訪問。
智弁和歌山の藤田清司理事長に挨拶し、お礼をしたそうです。
この「ジョックロック」イチローバージョンは、大のお気に入りだそうで、毎日聞いてるそうです。
草野球のチーム名にも「智弁」
イチローさんは2019年に自身の草野球チームを友人たちと結成しました。
その名も「KOBE CHIBEN」。
イチローさんのユニフォームに「CHIBEN」と書いてありますね。
腕には、神戸の「神」の字が見えます。
草野球のチーム名にするほど「智弁」という言葉が好きになったんですね!
そして、2019年12月1日、智弁和歌山の教職員チームと試合をしています。
結果はイチローさんのチームが14-0で圧勝でした!
イチローさんはとても楽しかったようで、「毎年やりたい」と言っていたそうです。
学生の指導ができる資格を取得
イチローさんは、2019年12月に「学生野球資格回復制度」の研修会を3日間受講しています。
一度プロになった野球選手が学生を指導するためには、教員免許を取得し、2年間の教員として勤務しなければなりませんでした。
「学生野球資格回復制度」は、日本学生野球協会で資格回復が認められれば、2年間教員として働かなくても、学生に指導できる制度です。
そして2020年2月7日、イチローさんは日本学生野球協会から資格回復を認定されました。
そのため、イチローさんは学生に野球の指導をできることになります。
イチローさんぐらいの人になると、お金のために動くなんてことはないでしょう。
イチローさんと智弁和歌山との心の交流が、イチローさんを動かしたんだと思います。
イチローさんから指導を受けられるなんて、一生の宝物になること間違いなしですね!
もし、イチローさんが今回の指導で手ごたえを感じたなら、今度は臨時ではなく、高校野球のコーチになるかもしれませんね。
☆追記☆
イチローさんが指導した智弁和歌山が2021年の甲子園で、決勝まで勝ち進みました!
しかも、対戦相手は「智弁学園」で、智弁対決として注目されています!

ユニホームがそっくりな智弁対決、ユニホームの見分け方を見るとより試合が楽しめますよ☆