2022年12月、25人が参加した集会において大麻の入ったクッキーを配ったとして、大麻取締法違反の疑いで、兵庫県芦屋市の占い師・川村麻理子容疑者68歳が逮捕されました。
川村容疑者は、同時に逮捕された京都市伏見区の池上ひろみ容疑者49歳から、大麻クッキーを譲り受けたといいます。
集会の参加者である40代の女性が体調不良で病院に搬送され、体内から大麻成分が検出されたことで事件は発覚しました。
川村麻理子容疑者とはどんな人物なのでしょうか?
事件の詳細と共に詳しく見ていきます。
目次
川村麻理子容疑者、Facebookを消去?顔画像・経歴は?
ニュースで報じられている川村麻理子容疑者のプロフィールは以下の通りです。
- 名前:川村麻理子(かわむら まりこ)
- 年齢:68歳
- 住所:兵庫県芦屋市
- 出身:大阪府
- 職業:占い師
川村容疑者のFacebookを調査してみました。
計15件ヒットして、全てのアカウントをチェックしましたが、川村容疑者のものと思われるものはありませんでした。
ニュースでは川村容疑者のFacebookから画像を入手していたようなので、どうやらアカウントは削除されたようです。
ただ、ネットを探したら、削除前の画像がいくつか見つかったので、そちらを載せます。

引用:Facebook
川村麻理子ではなく「川村麻里子」の名前でFacebookをやっていたようです。
堂々と「霊能者」を名乗っていますね。

引用:Facebook
Facebookには台湾、カナダ、エジプトなど、海外旅行を楽しむ投稿が多く載っていたようです。
霊能者というのは儲かるんですね。
共犯者の池上ひろみ容疑者のFacebookも調べてみましたが、情報が少ないため特定することはできませんでした。
ちなみに余談にはなりますが、最近話題のAIチャット「ChatGTP」に川村容疑者のFacebookを聞いてみたところ、以下の様な回答がありました。
「起訴されている人のアカウント公開するのは適切では無い」と怒られてしまいました。
しっかりしていますね。
川村麻理子容疑者の自宅は「兵庫県芦屋市」
川村麻理子容疑者の自宅は兵庫県芦屋市にあります。

引用:Googleマップ
芦屋市と言えば、日本でも有数の高級住宅地として知られ、神戸などへのアクセスが良く自然も豊かな人気の街です。
高級住宅地に住み、海外旅行の頻繁に行っている川村容疑者。
かなり金回りが良かったようですね。
大麻クッキー事件の概要
事件について詳しく見ていきます。
2022年12月、川村容疑者は神戸市において「運気を上げる会」と称した集会を主催します。
集会には25人の参加者がいました。
集会の内容は、まだ詳しく分かっていませんが、その会の中で緑色をしたクッキーが川村容疑者の手で配られました。
写真を見ると、全体的に緑がかった色をしており、ナッツの様なものが入っていることが分かります。
正直、怪しすぎて食べたいとは思えないですね。
その後、会に参加した40代の女性が体調不良を訴え病院に搬送。
女性は「緑色のクッキーを食べた」と話しており、体内からは大麻成分が検出されたということです。
病院から通報を受けた警察は翌日、川村容疑者の自宅を訪ねた所、冷蔵庫の中から大麻クッキー68枚と大麻草2.33グラムが見つかりました。
警察は川村容疑者をその場で現行犯逮捕。
取り調べに対して、川村容疑者は「池上容疑者から譲り受けた」と話しているといいます。
一方、池上ひろみ容疑者は「クッキーを送った記憶はあるが、大麻クッキーだという記憶はない」と容疑を否認しています。
さすがに苦しい言い訳ですね。
今後、大麻の入手経路など、詳しく調べられるでしょう。
川村麻理子容疑者の犯行動機は「常習性を利用した」?
現在、犯行動機について報道されていません。
なので、あくまでも想像にはなりますが、大麻の常習性を利用して集会に人を集め、参加者から金を巻き上げていたのではないでしょうか?
大麻の危険性について調べてみました。
厚生労働省のHPには、大麻の有害性について、上記の様な物があると書いています。
一番右に「薬物依存」の文字がありますね。
やはり、大麻も他の薬物と同じように依存性があるようです。
ニュースでは川村容疑者の知人が以下の様な話をしています。
川村容疑者を知る人は、「大麻と副作用の強い何かを人に配っている話を聞いた」と話した。
引用:Yahooニュース
どうやら以前から、人に大麻などを配っていたということです。
川村容疑者は「運気を上げる会」と称して集会を開き、参加者に大麻クッキー(恐らく幸運のクッキーなどと言って渡していた)を配り、大麻依存にさせる。
参加者は大麻クッキー欲しさにまた集会に参加し、お金(お布施?)を払う。
川村容疑者は池上容疑者から大麻を仕入れる。
といったことが行われていたのではないでしょうか?
参加者を騙し、依存症にさせ、巻き上げたお金で高級住宅地に住み、海外旅行に行っていたのだとしたら許せないですね。
警察はしっかり追及し、依存症になっている参加者がいないか調べてもらいたいです。
ちなみに、前述した厚生労働省のHPでは、大麻をクッキーやチョコレートに混ぜる事例が増加しているとし、誤って食べてしまわないように注意を促しています。
これを読んでいる皆さんも、十分にご注意ください。
大麻クッキー事件に東国原英夫氏も言及
2023年2月16日、TBS「ゴゴスマ」に出演した、東国原英夫元宮崎県知事が大麻クッキーについてコメントしました。
「クッキーを食べて、その度にハイ(テンション)になって、クッキーに原因があるのかしら、みたいな疑いもおそらく参加者にあったんでしょうね。最近、大麻は世界的な議論になってますよね。医療大麻を日本でも進める方向で議論進めていますし、今後どうなるのか注視していきたいですね」
川村麻理子容疑者が大麻クッキーを配った事件を番組で取り上げた際、上記のようなコメントをしました。
クッキーを食べた参加者も薄々気づいていたのではないかという意見です。
もしかしたら、分かった上でクッキー目当てに来ていた人もいるかもしれませんね。
ちなみに、こちらのニュースを扱った記事についていたコメントに以下の様なものがありました。
大麻自体を使用した事はないが、聞く所によるとハイになるより、まったりとするらしい。
どうやら、大麻は使用すると、まったりとするそうです。
なので、東国原氏のコメントはちょっとズレていましたね。
しかし、大麻は煙で吸うより、食料品に混ぜて食べる方が体内に直接取り込む分、影響が大きいといいます。
タイでは普通に売られている大麻クッキー。
それを買った人が路上で倒れて嘔吐したところを見たという話も聞かれます。
危険な事には間違いないので、安易に手を出さないようにしましょう。
大麻クッキー事件に対する世間の声は?
今回の事件に対して、世間の声は一体どういったものがあるのでしょうか?
一部ピックアップしてみました。
だいたいその集会自体が怪しい。
海外では飲みかけの飲み物を置いて一度席を外したら、戻っても飲んではいけないというのは常識と聞きましたが、今や日本でも色々怪しい輩が隙を伺っていると考えた方が良いと思う。
悩み等があり、すがる思いで集会に参加したのかも知れませんが、偏見は良くないが、怪しい場では何も飲まず食べず、その場を離れる。 これしかない。
怪しい集会などでは、何を入れられているか分からないから、何も飲まず食わず、その場を離れるのが正解という意見です。
本当にその通りなのですが、この集会に参加している人達は、川村容疑者の占いを信じていて「怪しい集会」だとは思っていません。
そういった状況で身を守るのは難しいですね。
SNSにも居ますよね。こんな胡散臭い人。 霊感で人を鑑定したり、自分から離れたら運気は下がる。とか言ってる人。
そんな人を信じても何にも変わらないし、他人が関わったことで運気が上がるわけでもない。関わるだけで、病人も奇跡を起こした!と言ってたり、ただの自意識過剰です。
占いや霊感などを否定する意見も多々見られました。
私も占いは懐疑派なので、まったくの同意見です。
ただ、中には人生に行き詰まり、占いや宗教を信じることで、心の安定を保つ人もいるのは事実です。
そのこと自体は否定しませんが、それが人生の全てになってしまい、主体性がなくなるほど心酔してしまうのは考え物です。
あくまでも占いなどは人生の参考程度に留めておくのが、良い付き合い方のように思います。
こんな風にネガティブなことばかり報じられるので、大麻自体が悪いもののように見られてしまいます。
大麻を禁止一辺倒にせず、そろそろ日本でも議論を始めるべきです。戦前は普通に使われていたのに、今現在では研究すらも禁止されているのは明らかにおかしいです。
大麻関連の事件があると、必ずこういう意見の人が一定数現れます。
かなりマイルドには書いていますが、要は「大麻を解禁しよう」という意見です。
確かに大麻は繊維としても優秀ですし、医療用として使われることもあります。
ただ、前述した通り、依存症や有害なことも少なからずあります。
適正量を守れば大丈夫という意見もありますが、素人の我々に適正量が分かるでしょうか?
私としては、危険性があるのが分かっている以上、大麻解禁はするべきではないと思います。
いずれにしても、大麻解禁の是非はともかく、今回の事件に関しては参加者は望まぬ形で大麻を摂取したことになります。
これはかなり悪質ですね。
川村容疑者と池上容疑者が厳しく罰せられることを願います。
また、新たな情報が入り次第追記・更新していきます。