2023年2月27日、傷害致死などの疑いで、東京板橋区の川崎さくら容疑者が逮捕されました。
川崎さくら容疑者は2022年11月23日、交際相手の安藤勝弘さんに麻薬成分が入ったテープを張った上で、薬を飲ませて死なせた疑いが持たれています。
一体何があったのでしょうか?
事件の概要や麻薬入りテープに関して詳しく見ていきます。
目次
麻薬入りテープとは?その効果と危険性について解説
事件を詳しく見ていく前に、今回使用された麻薬入りテープについて、その効能や危険性について解説していきます。
今回の使用された麻薬入りテープとは、フェンタニル成分の入ったテープです。
フェンタニルは、アヘンの原料として有名なケシの成分を利用しており、強い鎮痛作用のある化合物です。
フェンタニルテープは適切に使えば癌の強い痛みを緩和する効果があり、命に関わることはありません。
しかし、痛みが無い人に使用したり、分量を間違えると大変危険です。
画像を見ても、「他の人に渡さないでください」としっかり書いています。
こちらのテープ、副作用として「呼吸抑制」、「意識傷害」、「依存性」、「痙攣」などがあります。
乱用や誤用により過量投与や死亡に至る可能性があるので、これらを防止するため観察を十分行う。
医療系のサイトでも、上の様な文言がはっきりと書かれています。
今回の事件、このフェンタニルテープの不適切利用が招いたものだったようです。
川崎さくら容疑者の顔画像、Facebookは?安藤勝弘さんとの関係とは?
ニュースなどで報じられている川崎さくら容疑者のプロフィールは以下の通りです。
- 名前:川崎さくら
- 年齢:47歳
- 住所:東京都板橋区高島平
- 職業:無職
川崎容疑者は板橋区のマンションで家族と同居していました。
安藤勝弘さんとは数年前から交際関係にありましたが、同棲していたわけではないようです。
川崎容疑者の自宅には家族以外の同居人もいたとのことですが、この人物が何者なのかは分かっていません。
川崎容疑者のFacebookは?
「川崎さくら」の名前でFacebookを検索しました。
同名アカウントが複数ヒットしましたが、1件川崎容疑者の情報に近いアカウントがありました。

引用:Facebook
こちらのアカウント、板橋区在住とあり、載せている顔画像も川崎さくら容疑者と似ています。
ただ、載っている高校在学期間の情報から年齢を計算すると50歳~51歳になります。
47歳の川崎容疑者とは3歳程離れています。
ネット上にはこのアカウントが川崎容疑者の物と断定する書き込みもありますが、間違っている可能性も大いにあるので、いたずらしたり拡散するのはやめましょう。
川崎さくら容疑者の自宅を特定!「東京都板橋区高島平西台駅近く」
ニュース映像とGoogleマップから、川崎さくら容疑者の自宅を特定しました。
川崎容疑者の自宅は東京都板橋区高島平の都営三田線西台駅近くのマンションです。
ニュース映像と比較すると、階段の柱の形状や、飛び出したベランダ形が一致します。
こちらのマンションで間違いないでしょう。
近くには大きな団地もあり、閑静な住宅街といった感じです。
事件のあったマンションに住む男性は「朝方マンションの前に救急車が停まっていて、運び込まれる男性に女性が声をかけていた。その日の夜に警察がマンションに来ていた。同じマンションでこのような事件が起きて怖い」と話していました。
平和な街で起きた恐ろしい事件に、近隣の人も驚いているようです。
川崎さくら容疑者が逮捕された事件の概要や経緯は?
事件の概要を見ていきます。
2022年11月23日昼頃、川崎さくら容疑者は自身の持病のために処方されたフェンタニルテープを、交際相手の安藤勝弘さんの胸に複数枚貼り付けました。
その後、さらに筋弛緩成分のある錠剤を複数飲ませたとのこと。
これも、恐らく川崎容疑者に処方された薬でしょう。
癌の痛みの緩和や、放射線治療の副作用の吐き気などの緩和に、筋弛緩成分のある薬も処方されるとのことです。
こちらも呼吸抑制などの副作用があります。
その様に健常者には強すぎる薬を複数使用された安藤勝弘さんは、意識がなくなり、泡を吹いていたとのことです。
翌日の11月24日の午前7時頃、同居する川崎容疑者の家族が安藤さんの異変に気付き119番通報をしました。
安藤さんは病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
死因は薬物中毒で、体内から致死量の麻薬成分が検出されたとのことです。
川崎容疑者は傷害致死の容疑で逮捕されました。
川崎容疑者は麻薬入りテープなどを使ったことは認めていますが、「死ぬとは思わなかった」と供述しているようです。
警察では動機など、さらに詳しい状況を調べています。
川崎さくら容疑者の犯行動機は「道連れ」?
川崎容疑者が今回の事件を起こした動機は何だったのでしょうか?
現在、動機に関しての報道はされていません。
なので、あくまで想像ですが、川崎容疑者は安藤さんを道連れにしようとしていたのではないでしょうか?
安藤さんに麻薬入りテープを張ったのが23日の昼頃、家族が通報したのが24日の午前7時です。
意識のない安藤さんをほぼ丸一日放置していたことになります。
しかも、川崎容疑者は通報すらしていません。
本人は否定していますが、これは明らかに殺意があると言えるでしょう。
今回使った薬はいずれも癌治療に使われる効果の強い物です。
川崎容疑者に対して処方された物であるとのことなので、川崎容疑者が癌を患っており、かなり悪い状態だったことが伺えます。
「自分が回復する見込みがないと思い、恋人の安藤さんを道連れにしようとした。」
動機としては無い話ではないと思います。
あくまでも想像なので、これから捜査が進展し、動機が明らかになることを待ちましょう。
川崎さくら容疑者に対する世間の反応やコメントは?
川崎容疑者や今回の事件に対する世間の声は一体どういったものがあるのでしょうか?
一部ピックアップしてみました。
フェンタニルは、経口の痛み止めが飲めないような人に限って使われるべき。
体温が上がりすぎて、吸収量が多くなって、呼吸抑制量になってしまったり、廃棄も適切にしないと危ない。
必要な薬だが、極めて使用される場面を限定すべきものだと思う。
薬に詳しい方のコメントが複数ありました。
フェンタニルは温度が上がると、吸収しやすくなるという性質があるようです。
その結果、呼吸困難に陥るケースもあるとのこと。
使い方を間違えると危険な物のようです。
今回の様に、胸に複数枚貼るなどというのは言語道断ですね。
親族の他に同居人もいる家
容疑者は無職
それなりの人間達の集まりってことでしょうか…
川崎容疑者の周りの環境に疑問を持つ意見もありました。
ニュースでもわざわざ、川崎容疑者の自宅には親族以外に同居人がいたと報じています。
どういう関係性なのでしょうか?
もしかしたら、特定の思想の人達の集まりだったのでしょうか?
謎は深まるばかりです。
また、新たな情報が入り次第追記・更新していきます。