ドラマ『岸辺露伴は動かない』の映画化が決定しました!
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』と題し、5月26日(金) に全国公開されることが発表されました。
併せて、ティザービジュアルと超特報映像が公開されました!
目次
岸辺露伴は動かないとは?
『岸辺露伴は動かない』は、シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦さんのコミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれた同名スピンオフ作品を原作とした実写ドラマです。
『ジョジョ』の中では第4部『ダイヤモンドは砕けない』(単行本29巻 – 46巻(1992年 – 1995年)に収録)で初登場したキャラクター、岸辺露伴が主人公となった物語となります。
相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力:幽波紋(スタンド)“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が、奇怪な事件に立ち向かう姿が描かれる。
2020年12月に第1期(第1話~第3話)、2021年12月に第2期(第4話~第6話)、2022年12月に第3期(第7話~第8話)が放送されました。
初回放送のトレンド1位を皮切りに放送のたびに連日上位入りを果たし、話題を呼んでいました。
岸辺露伴は動かない映画化決定
ドラマシリーズの制作陣が再集結した『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクトのために描き下ろされた荒木飛呂彦初となるフルカラーの同名読切作品が原作となっています。
美の殿堂・ルーヴルを舞台に物語が展開され、露伴は「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追っていきます。
これまでのシリーズでは描かれることの無かった、露伴の知られざるルーツが明らかになるほか、独立した物語という基本構造は健在のため、原作やドラマを知らない人でも楽しめる作品となっているそうです。
好奇心にあふれ、リアリティを何よりも重んじる露伴を演じるのは、ドラマからの続役となる高橋一生さんです。
自らも原作のファンで、露伴の言動が自身の人生観に影響を与えていることを公言するほど思い入れのある役を、多用なアプローチで演じています。
そんな露伴の担当編集者であり、バディ的な立ち位置で絶妙な掛け合いを魅せる泉京香を演じるのは、同じくドラマからの続役となる飯豊まりえさんです。
気難しい露伴とは対照的な、ちょっと天然でマイペース、遠慮がないけどどこか憎めないキャラクターを魅力的に演じています。
このキャラクターは原作では「富豪村」のみの出演でしたが、ドラマ版からレギュラーとして出演を続けています。
昨年秋から始まった日本国内での撮影は終了し、現在はフランス・パリでの撮影を継続中で、ルーヴル美術館を始め、ポン・デ・ザール(芸術橋)、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、アレクサンドル3世橋、カルーゼル広場など名だたる名所での大規模ロケを敢行しているそうです。
「モナ・リザ」が所蔵されていることで有名なルーヴルだが、映画の撮影許可が下りるのは異例で、日本映画では2014年に公開された『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』以来2作目となります。
映画『岸辺露伴ルーヴルへ行く』特報映像!!
併せて、ティザービジュアルと超特報映像が公開されました。
ティザービジュアルには、本編撮影の合間にパリで撮り下ろした写真を使用しています。
パリの街並みに佇む高橋演じる露伴の横顔が切り取られ、「“この世で最も黒く、邪悪な絵”の謎を追い、美の殿堂へー」という言葉が添えられています。
また超特報映像では、冒頭から「恐ろしいことが起こるかもしれない」「ヤバイ……。そしてゾクゾクするッ!」「なぜルーヴルの地下倉庫に……」など謎めいたセリフが押し寄せています。
次の取材先がルーヴル美術館に決まったことを告げる露伴と担当編集である泉の場面ではお馴染みの掛け合いも健在です。
ルーヴルを舞台に展開される、観る者を深淵なる世界へと誘うサスペンスの幕開けを予感させる内容となっています。
高橋一生さん(岸辺露伴役)のコメント
岸辺露伴という人間を演じさせていただいてから、3年目に入りました。
劇場版や映画版と銘打たない今作においても、岸辺露伴を演じ続けさせていただけていることは、僕の人生にとって非常に特異な出来事です。
今はパリの現場でこの情報解禁コメントを書いています。
周りにはドラマの第一期から岸辺露伴を作ってきた素晴らしい日本のチームが居ます。
そこに日本の映画チーム、加えてここ数日は極めてプロフェッショナルで真摯な、これまで第一期二期三期を共に作ってきたかと錯覚する様なフランス現地のチームが合流し、唯一の作品が出来上がっていくのを目の当たりにしています。
第一期の撮影時、演出の一貴さんと、あくまで夢の話として『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の話をしていました。
いつか実際に、パリで撮影が出来たら、と。
そして今、パリ市街の石畳の上、露伴として立っている自分に違和感を覚えていないのは、間違いなく、卓越したスタッフワークに支えられているからだと思います。
異国においてもこれまでと何も変わらずに露伴で居られる事を、心から感謝しています。
今撮影しているフランスパートだけではなく、既に撮影を終えている日本パートも作品全体の重要な部分を担っています。
ジョジョの全作品においても大事な要素である血脈、受け継がれるもの、過去、が今作においても語られます。 それらと向き合うことは、今自分が存在していることに繋がります。
時間は誰にとっても優しくも残酷にもなりますが、例外なく今作の露伴にも、その存在を問いかけてきます。
今作は実写ドラマである『岸辺露伴は動かない』シリーズと地続きであり、シリーズ九話目とも言える物語になります。
これ迄ドラマシリーズを観てくださった方はもちろん、独立した一つの作品としても、これまでの露伴の足跡をご存知ない方にも楽しんで頂ける映画作品になっていると思います。
劇場に足を運んでくださる皆さんにおかれましては、非常にユニーク(奇妙、特異、唯一)なこの作品を楽しんで頂ければと思っています。
飯豊まりえさん(泉京香役)のコメント
「岸辺露伴は動かない」第三期ドラマは放送終了したばかりですが…… 実は映画の撮影も密かに進行していました!
今期ドラマのラスト、私の台詞にもありましたが 露伴先生が遂にルーヴルへ!
私も担当編集として、パリに行けることになりました!
今回も引き続き、素敵ないつものチームに支えていただきながら新しいスタッフさんにも加わって頂き、 より一層心強く、素晴らしい環境のもと、 お芝居をさせていただけていることを 心から感謝しています!
フランスの現地スタッフさん達との撮影では 言葉の壁を越えて、大きな規模の作品作りが出来ている幸せを噛み締めていました。
忘れられない経験になりそうです。
ここまで長く皆さんに楽しみにしていただける作品に、また新しいエピソードが加わることを とても嬉しく思っています!
露伴先生と京香が、遠く離れたルーヴル美術館に隠された謎と、過去に向き合います!
是非これまで通り、楽しんで頂けたらと思っています!
渡辺一貴さん(監督)のコメント
映画『暗殺の森』で描かれるパリは退廃的で陰鬱だ。
人々が生を謳歌する「花の都」ではなく、死と倒錯の匂いが充満した「黒い街」。
3年前にプロジェクトが始まって以来、『岸辺露伴は動かない』の映像ルック、美術設定、扮装表現は、常にこの映画から有形無形の大きな刺激を受けてきた。
撮影で訪れたパリは「暗殺の森」と同様、今にも落ちてきそうな厚くて重い雲に覆われ、凍てつく雨が降り続く、美しくも冷たい世界だった。
そこに今、岸辺露伴が立っている。
既視感と高揚感が入り混じる不思議な感覚。
しかし感傷はない。
露伴は当たり前のように、そこにいる。
いつものように、撮影は始まる。
小林靖子さん(脚本)のコメント
■小林靖子(脚本)コメント
初めて『岸辺露伴は動かない』を実写化するとお聞きした時、映画になるという想像はカケラもしていませんでした。
またシリーズが回を重ねる度に皆で挙げていた原作候補に、この『ルーヴルへ行く』が入ることはありませんでした。
そんなダブルでリアリティのない話が実現します。
珍しく露伴自身がフォーカスされた物語です。ぜひ映画館で楽しんで頂ければと思います。