10月13日正午頃、富士山へつながる静岡県小山町の道路で、三杉観光バス所有の大型観光バスが横転し、70代の女性死亡、3人が重傷となる事故が起きました。
観光バスを所有する、株式会社美杉観光バスとはどのような会社なのでしょうか?
美杉観光バスと社長・吉田典弘氏に関して、徹底調査していきます。
目次
美杉観光バスと吉田典弘社長のFacebook!顔画像や素性調査
美杉観光バスと吉田典弘社長のSNSを詳しく調査しました。
ニュースで報じられていた、吉田典弘社長のプロフィールは以下の通りです。
- 名前:吉田典弘
- 年齢:不明
- 住所:不明
- 職業:バス会社社長
facebook、インスタグラムで吉田典弘社長の名前を検索したところ、30人以上のアカウントがヒットしました。
名前以外の情報がなかったので、特定には至りませんでした。
ニュースでも年齢や住所等の情報は出ていなかったため、不明です。
年齢に関してはニュースの映像から見る限り50~60代といったところでしょうか。
吉田典弘社長のSNSは特定できませんでしたが、美杉観光バスの公式facebookが見つかりました。
facebookには、美杉観光バスが出している直通バスなどの情報などが載っています。
おはようございます。気温差が激しくなってきましたね。皆様体調にお気を付けてお過ごし下さい⋆。︎︎︎︎
今日も元気に運行中です
最新の投稿では、このようなメッセージが書いてありました。
「今日も元気に運行中です」という言葉が、今となっては悲しく感じてしまいます。
吉田典弘社長のSNSに関しては引き続き調査したいと思います。
美杉観光バス所在地は「埼玉県飯能市」
美杉観光バス本社の所在地は埼玉県飯能市(はんのうし)。
飯能市は埼玉県の西側で、秩父寄りの緑の多い街です。
2019年の3月にできた、ムーミンの世界観をモチーフにしたテーマパーク、「ムーミンバレーパーク」が有名ですね。
美杉観光バスもムーミンバレーパークへの直通便を運航していました。
他にも、東京や大阪など主要な都市にも営業所があるようです。
美杉観光バス吉田典弘社長、会見の様子
観光バス横転事故の詳細は他の記事に譲るとして、こちらでは事故後に行われた記者会見の内容を詳しく解説したいと思います。
記者会見では美杉観光バスの吉田典弘社長と、ツアーを企画したクラブツーリズムの酒井博社長が質問に答える形で進行していきました。
まずはクラブツーリズムの酒井博社長が事故の様子を語っていました。
それによると、事故前に坂を下っていたところ、ブレーキが利かなくなったと運転手が添乗員に伝えていたようです。
若い運転手だったため、「技術が未熟だったのでは?」という意見もネットで見られましたが、車の方の不備だった可能性が出てきました。
ただ、坂道でブレーキを使いすぎると、ブレーキが利かなくなってしまう「フェード現象」や「べーパーロック現象」といった現象が起きることが知られています。
これをバスの運転手が知らないことはないと思いますが、もしこれが原因であれば、エンジンブレーキを使うといった対処もできるので、運転手のミスと考えることもできます。
続いて、美杉観光バスの吉田典弘社長が、事故を起こしたバスに関して答えていました。
それによると、運行前の点検には異常がなかったとのことです。
続いて、運転手についての質問に答えていました。
運転手はしっかり研修を受けて、今年の春ごろから観光バスに乗るようになったとのことです。
さらに健康状態も問題なく、睡眠時間、アルコールもしっかりチェックしてから出発したそうです。
前述した「ブレーキが利かない」と添乗員に話していたことと合わせてみても、運転手の居眠りや発作等での事故ではなさそうです。
これから運転手に事情を聴いて、詳しく事故の様子は分かっていくでしょう。
美杉観光バスの口コミを調査!
今回事故を起こした美杉観光バスの評判はどうだったのでしょうか?
グーグルで調べてみたところ、なんと評価平均は2.2!
グラフを見ても、ほぼ評価1。
一体どうしてこのような低評価になっているのでしょうか?
内容も見てみましょう。
渋滞の中、当たり前のように無理矢理割り込みをする質の悪さ。
大抵、こう言うところが大事故を起こし、更に迷惑をかける。

引用:Google
2021年7月9日、国会議事堂付近で、美杉観光バスが横断歩道を渡る際、いきなり横断歩道に突っ込んで来た。
どこ見て走ってるんだか?安心安全?そんな凡ミスする観光バスが安心安全掲げるな!
観光事業だってコロナ禍で大変だというのに、安心安全どころか一歩間違えれば交通事故を起こしかねないとか、危機感ないんじゃ?
というように、かなり強引な運転をするという口コミが多かったです。
そして皆さん口を揃えて、「こんな会社はいつか大事故を起こす」と言っています。
起こるべくして、起こった事故ということでしょうか。
この様な厳しい口コミにも真摯に耳を傾けて、業務改善していれば今回の事故は防げたのではないかと思います。
美杉観光バス横転事故に対する世間の声
今回の事故を受け、世間ではどういった意見があるのでしょうか?
本当に運転手が悪いの?
運行ルートや時間の配分、車両総重量等の総合的運行計画に無理はなかったか詳細の調査が必要で自己との関連性を吟味する必要があると思う。
名前を出して、逮捕って、、 確かに死者は出ましたが、彼の過失はどの程度なのか?
安全を徹底させる義務を違反していたら、運転手の彼より先に旅行会社?バス会社?のほうが責められるのでは?
といったように、世間の声としては、「運転手よりバス会社の方が悪いのではないか」といったものが多かったです。
事故当時、走っていた道が相当細かったという情報もあるので、ルートからして無理があったのではないでしょうか?
また前述したように、美杉観光バスは荒い運転が良く見られるという口コミがありましたが、会社によって無理な運行をしいられていたとしたら、責任は会社にあります。
また、その様な体制を作っていた吉田典弘社長の責任は大きいでしょう。
美杉観光バス、吉田典弘社長名義の資料発見!
2020年に吉田典弘社長名義で作成された、運輸安全マネジメントへの取り組みという資料が見つかりました。
赤枠で囲った部分にはっきり吉田典弘社長の名前が記載されています。
そして、このページには赤字で大きく記載されている一文があります。
安全は全てに優先する
本当にその通りだと思います。
吉田典弘社長、自らが掲げたこの方針を、果たして本当に守れていたのでしょうか?
コストのかからない運用や、金回りのいい無茶な運行を、安全よりも優先させていたのではないでしょうか?
そして、最後のページに令和2年の会社のスローガンが書かれていました。
「見えないことに 不安を感じる 感性を」
引用:株式会社美杉観光バス
良い言葉です。
物理的なことを言えば、今回の問題になりそうなブレーキは、普段は内部まで見えていません。
自分が踏んでいるブレーキは本当にちゃんと利くのかという不安を持つ。
そうすれば、普段から整備をしっかり行うようになるでしょう。
精神的なことを言えば、今回運転手にとっては初めて通るルートだったようですが、それに対するプレッシャーはなかったのでしょうか?
そういった物は目には見えないですが、事故の原因に繋がります。
目に見えない部分に不安を感じて、慎重に行動する。
これはバス会社に限らず、生きていくうえで全員が意識するべきことだと思います。
せっかくいい言葉を書いているのに、ちゃんと実行されなかったことは残念でなりません。
運転手や、吉田典弘社長への取り調べが進んでくれば、またお知らせできる情報が増えると思います。
美杉観光バス家宅捜索!事故調査進展
2022年10月14日朝、美杉観光バス本社と営業所に家宅捜索が入りました。
逮捕された運転手・野口祐太容疑者の、健康状態の確認や運行や研修に関する資料を押収するのが目的とのことです。
新たにバスは少なくとも200m手前からブレーキに何らかの異常が出ていた可能性があることが分かった。
現場検証によると事故現場の200m手前からタイヤ痕が複数残っており、運転手が繰り返しブレーキを踏んだ可能性があるとのことです。
ブレーキの利きが悪くなる「フェード現象」の可能性があるとみて、捜査が進められているようです。
また事故前に事故を起こしたバスを目撃した人によると、
行くときも前にそのバスがいたんです。
そのバスがすごく遅くて「なにこのバス遅いね」って言いながら(後ろを)ついていったんですけど。
と、証言しており、バスが相当慎重に走っていたことが伺えます。
野口祐太運転手はかなりの危機感を覚えながら走っていたのではないでしょうか?
事故があったふじあざみラインは、かなり勾配のキツイ道だということです。
初めてこの道を運転するドライバーには指導者が立ち会い、最低3往復の研修を行うとしている。
上記は地元のバス運行会社の話です。
この道に慣れた会社でも、念入りな研修を行ってから運転の許可を出す難しい道とのこと。
そんな道を、この道を走ったことの無い若い運転手に任せたいう美杉観光バス。
こんな無謀な運行を指示した、美杉観光バスと吉田典弘社長の責任は大きいのではないでしょうか?
これからの家宅捜索や現場検証で、責任の所在が明らかになってくるでしょう。
新たな情報が入り次第追記・更新していきます。