2023年2月17日、種子島宇宙センターから打ち上げ予定だった「H3ロケット」試作機1号が打ち上げ中止となりました。
同日午後に行われた記者会見において、共同通信の鎮目宰司記者が投げかけた質問と捨て台詞が現在炎上しています。
一体どんな質問をしたのでしょうか?
詳細を詳しく見ていきます。
目次
鎮目宰司記者の素性と経歴。wikiも作成される。
- 名前:鎮目宰司(しずめ さいじ)
- 年齢:49歳
- 出身:千葉県
- 出身大学:立教大学
- 職業:記者(共同通信)
今回の事件を受け、鎮目記者のWikipediaが作成されました。
しかしこれは近いうちに削除されるのではないかと見られています。
鎮目記者は1996年に共同通信に入社。
佐賀支局などを経て、2004年に科学部へ。
2016年には福島原発事故の津波対策に関連する報道で、「第4回日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞しています。
2017年に科学部・原子力報道室次長に。
H3ロケット試作機1号打ち上げ中止の経緯
鎮目記者の炎上発言を見る前に、H3ロケットに何が起こったのか簡単に見ていきます。
JAXAと三菱重工が共同開発した新型ロケット「H3」試作機1号が、2023年2月17日午前10時37分に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でした。
その様子はJAXAの公式YouTubeでライブ配信をしていましたが、予定時刻になってもH3ロケットは発射せず、中止が告げられました。
JAXAによると、何らかの異常を検知したため、ロケットブースターの着火信号が送信されなかったということです。
打ち上げこそなりませんでしたが、これは安全機構がしっかり作動している証拠であり、有用なデータが取れたということでもあります。
また打ち上げてからの墜落などではないため、機体は再利用できます。
詳しい原因は調査中ということですが、原因を究明して、次回の打ち上げ成功に繋げてもらいたいですね。
JAXAの記者会見。鎮目記者の捨て台詞とは
JAXAはH3ロケットの打ち上げ中止を発表した後、同日午後2時から記者会見を開きました。
JAXAの岡田匡史H3プロジェクトチームプロダクトマネージャーが経緯を説明しました。
その後、各記者の質問に答える岡田氏ですが、涙に声を詰まらせる様子も見られました。
この打ち上げまでに多くの困難があったと思うので、誰よりも悔しい思いをしたのでしょう。
YouTubeのチャット欄でも「こっちも泣きそう」や「頑張れ」などのコメントで溢れました。
そんな中、共同通信の鎮目記者の質問になりました。
鎮目記者は「中止と失敗という問題についてもう一度確認したいです。ちょっともやもやするものですから」と切り出しました。
どうやら、JAXA側が失敗ではなく中止と言ったことに不満があるようです。
この時点で少し不穏な空気が流れます。
チャット欄でも「もやもやするのはお前だけ」などのコメントがありました。
鎮目記者は「意図せず中断したのであれば、失敗ではないか?」というようなことを次々投げかけます。
JAXAの岡田氏は「こういうことがロケットには時々起こるため、自分たちは失敗だとは捉えていない」と返します。
その後も、失敗と言わせたい鎮目記者と、解釈は人次第だが自分たちは失敗だとは思っていないという岡田氏のやりとりが何度か続きます。
最終的に鎮目記者が「わかりました。それは一般的に失敗といいまーす。ありがとうございます。」と捨て台詞を吐いて質問を終えました。
かなり嫌な言い方ですね。
チャット欄もかなり荒れていました。

引用:YouTube
一番悔しい思いをしている岡田氏の口から「失敗した」と言わせたいなんて、かなり性格が捻じ曲がっていますね。
一説によると、共同通信は今回のH3ロケット中止の第一報で「失敗」と書いてしまい、かなり批判を浴びたようです。
H3ロケット1号機、発射失敗 - 新型主力機https://t.co/OMuyd45uDL
— 共同通信公式 (@kyodo_official) February 17, 2023
なので、どうしてもJAXA側から「失敗した」という言葉を引き出したかったのではないかと言われています。
いずれにしても、最低ですね。
記者会見の動画はこちらです。
鎮目記者の質問は31分からです。
今回の件に反応した著名人は?
今回のH3ロケットの発射中止や記者会見について、多くの著名人からも反応がありました。
本日打上げ予定だったH3ロケットは打上げ前に着火が停止し打上げは中止されました。しかし再打上げを目指すと聞いています。
科学技術は日々進歩していますが、決して全てが順風満帆ではなく道のりは小さな努力の積み重ねです。
JAXAや関係者の努力に敬意を表し、次の機会での打上げ成功を期待します。— 岸田文雄 (@kishida230) February 17, 2023
H3ロケット、打上げ6秒前にメインエンジンに着火したものの、固体補助ロケットに着火せず、発射台に残ったまま中断。スペースシャトルも、メインエンジン着火後に打上げ中断になったことがあります。
原因解明、そして次の発射機会に向けて引き続き応援しています🚀https://t.co/6Q77jMGIUm— Naoko Yamazaki 山崎直子 (@Astro_Naoko) February 17, 2023
岸田文雄首相や、宇宙飛行士の山崎直子さんなどがH3の打ち上げにエールを送っています。
JAXAの会見で暴言を吐いた共同通信の記者を晒しておこう https://t.co/ok1u4omEVG
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) February 17, 2023
ホリエモンこと、堀江貴文さんは記者会見に怒りの声をあげています。
堀江さん自身もロケット開発に携わっているので、許せなかったようですね。
また、永岡文部科学大臣はH3ロケット中止について、「失敗は成功のもと」と述べると、「失敗では無い」と指摘され、その後「申し訳ありません」と謝罪するはめになりました。
H3ロケット中止と記者会見についての世間の声は?
今回の件について、世間ではどんな意見があるのでしょうか?
一部ピックアップしてみました。
JAXAの皆さんの想いを思うととても苦しいですが、でも、 前向きに次に向かって、絶対にだいち3号を宇宙に届けて下さい。2号が待っています。皆さんの想いに期待しています。
記者会見のYouTubeには多くの応援メッセージが寄せられていました。
今回、中止にはなってしまいましたが、機体の損傷がないので、遠くないうちにまた打ち上げが行われると思います。
今回の経験を生かして、次回また頑張ってもらいたいですね。
確かに技術畑の人なら、安全装置が働いたので中止、という説明がしっくりくるんじゃないかな。
少なくとも一般的には失敗と言うんだと偉そうに断言出来るほど一般的じゃないよ。
やはり鎮目記者の発言に憤りを感じている人が多いようです。
この人が言うように、「一般的に失敗という」と言える程、一般的ではないですし、勝手に「国民の意見を代弁しました」という態度には怒りを覚えますね。
記者というものは事前に調査したりきちんと取材したりするものだと思っていたが、最近は自分のストーリーに無理やりこじつけたり、揚げ足とったり、言葉遊びしたり、どうしようもない人間が幅を利かしているから信用できない。
最近の記者のありように疑問を感じるという意見です。
確かに、自分たちの意に沿うような意見しか取り上げなかったり、誘導したりする記者が多いように感じます。
報道はなるべく主観を排して、公平であるべきだと感じます。
今回の記者会見、多くの批判が寄せられているので、共同通信はもちろん他社の記者も、今一度自分達の姿勢を正していただきたいですね。
また新たな情報が入り次第追記・更新していきます。