2022年11月17日、飼育する犬を虐待したとして、富山県魚津市でペットショップを経営する武田愛貴容疑者が、動物愛護法違反の疑いで逮捕されました。
武田愛貴容疑者は44匹の犬を杜撰な方法で飼育しており、少なくとも15匹の犬の死骸を冷蔵庫に入れていたとのことです。
武田愛貴容疑者とは一体どんな人物なのでしょうか?
ニュースとSNSを中心に、事件の経緯を徹底調査していきます。
武田愛貴容疑者の顔画像、インスタグラム特定!ペットショップのインスタも発見
ニュースで報じられている武田愛貴容疑者のプロフィールは以下の通りです。
- 名前:武田愛貴(たけだ あき)
- 年齢:44歳
- 住所:東京都豊島区(自称) 富山県魚津市(事件当時)
- 職業:アルバイト店員(自称) ペットショップ経営(事件当時)
ニュースでは自称東京都豊島区在住、アルバイト店員と報じられていました。
これが事実なら、2022年6月に富山県の職員が、武田愛貴容疑者の運営するペットショップへ調査に入っているので、その後店を閉めて東京に移り住んだということでしょう。
武田愛貴容疑者個人と、ペットショップ「チッチ」のインスタグラムを特定
武田愛貴容疑者のインスタグラム個人アカウントを特定しました。
残念ながらアカウントは非公開だったので、投稿内容は見られませんでした。
自己紹介では、好きな事として以下の様に書いています。
❤️ 好きな事(娯楽&無想時間)
居酒屋🏮BAR🍺食事🍴カフェ☕️ネイル💅
瞑想😌読書📚お風呂🛁 洋服👗
👗 外出した服の記録▶︎ リール動画
お酒や、オシャレが好きなようですが、動物やペットという言葉は見られませんでした。
また武田愛貴容疑者が経営するペットショップ、「ドッグサロン チッチ」のインスタアカウントも発見しました。
こちらは、アカウントが公開されていたので、投稿内容も確認できました。
最新の投稿は2022年8月5日の投稿で、客と揉めたことを長々と書いていました。
個人アカウントで趣味の欄に「読書」とありましたが、その割に拙い文章で非常に読みづらかったです。
職員の立ち入り調査後、誹謗中傷や客とのトラブルが沢山あったようで、それに対しての怒りの投稿がいくつかされていました。
8月5日以降の投稿はなかったので、その頃東京に移った可能性が高いと思います。
武田愛貴容疑者犬虐待事件の現場は富山県魚津市
事件の現場となった、武田愛貴容疑者の経営するペットショップは富山県魚津市にあります。
Googleマップで調べると「チッチ閉鎖」と出てきます。
ストリートビューで見ると、まだ「ドッグサロン チッチ」を見ることができます。
奥のベージュの建物がチッチです。
自宅はチッチに併設されていたとのことなので、こちらの建物で武田愛貴容疑者は生活していたようです。
チッチの周りは工場と田んぼばかりで住宅はあまり見当たりません。
住宅が近くにあれば、臭いや鳴き声などで虐待が早めに明るみ出たかもしれませんが、周りが工場ばかりだったことで発覚が遅れた可能性がありますね。
武田愛貴容疑者犬虐待事件の概要
武田愛貴容疑者が起こした犬虐待事件の概要を時系列に沿って見ていきます。
2005年、「ドッグサロン チッチ」オープン。
オープン当初はしっかり経営していたそうで、評判も悪くなかったようです。
ニュースでは、チッチで犬を購入したお客さんから話を聞いています。
武田容疑者から犬を購入した女性:
「本当に犬に詳しい方で、本当に犬を愛しているというか、1から10まで教えていただいて、すごく感謝しています」
上記の様に言っているお客さんもいるので、最初から杜撰な飼育をしていたわけではなく、しっかり経営・飼育をしていたようです。
2019年、従業員とトラブルになり全員を解雇。
トラブルの内容は公表していませんが、2019年1月3日のインスタの投稿に以下の様な記載がありました。
とんでもない、あり得ない。
目も当てられない。
数少ない大事なマリーの娘。
私にとっても、可愛いチッチっ子。
当の4年勤めたスタッフさんは、
大晦日のその日で、退社致しました。
トリミングの下処理担当のスタッフが、犬の毛を乾かしている時に、その犬が痙攣を起こしたそうです。
その事がきっかけで、そのスタッフと武田愛貴容疑者が揉めたことが、投稿内容から伺えます。
インスタには「退社した」と書いてありますが、恐らく解雇したのではないかと思われます。
この事がきかっけなのか、また別の事があったのかは分かりませんが、同時期に全スタッフが辞めたようです。
インスタでもこの時期、頻繁にスタッフ募集を呼び掛けています。
しかし、その後もスタッフは集まらず、武田愛貴容疑者も犬の世話をしなくなったそうです。
劣悪な環境の中、死んでいった犬を処理するお金もなく、冷蔵庫に入れていたようです。
少なくとも15匹の犬が冷蔵庫に入れられていたとの情報もあり、かなり悲惨な状況だったことが伺えます。
そして2022年の5月、テレビ局にチッチの現状に関する情報が入り、そのテレビ局が取材を始めました。
その後、同年6月15日には富山県の県職員がチッチの調査に訪れます。
そして容疑が固まり、同年11月17日、動物愛護法違反の疑いで逮捕されました。
武田愛貴容疑者の犯行動機は「やる気がなくなったから」!?
武田愛貴容疑者はなぜこのような事件を起こしたのでしょう?
元々はかなりの情熱をもって、ペットショップを経営していたようです。
インスタグラムでは、杜撰な管理をしている他のペットショップや犬の預かりボランティアに対して、怒りの声を上げたりもしていました。
不信感。不誠実。不信用。
陳腐な預かりボランティアさんへの、
対応法や指導力、管理能力の低さ。
これは、私の身近で実際に起こっている事柄です。
こうした情熱を持っていた人が、数年後自分が批判していた人達よりも酷い事をやってしまっています。
きっかけはやはりスタッフの全員解雇だったのでしょう。
スタッフがいなくなったことにより、今まで他の人がやってくれていた清掃や餌やりなどに手が回らなくなっていったようです。
武田愛貴容疑者の親族は以下の様な証言もしています。
武田容疑者の親族:
「エサとか水がないときも多々あります。(容疑者が)普通に1週間以上来ない時も多々あります。来ないときは1か月も店に入らない」
「犬も汚いからかストレスで犬同士がけんかして…」
一週間以上店を訪れず、水も餌もやっていなければ、当然犬も死んでいきます。
そうやって死んだ犬を何匹も冷蔵庫に入れておくなんて、聞くだけでも恐ろしいですね。
また武田愛貴容疑者は、知り合いからの忠告にも耳を傾けなかったようです。
武田容疑者をよく知る人物(電話): 「うんここびりついた廊下、拭かんなダメやろ。普通は拭くよ、あんなになる前に」
武田容疑者(電話): 「ふっふっふ…」
知人の指摘に対して、笑って流すだけの武田愛貴容疑者。
オープン当初は、熱意と愛情を持って犬を飼育していたようですが、3年前にスタッフが全員辞めたことがきっかけで、ペットショップの運営に手が回らなくなっていき、徐々に武田愛貴容疑者の心を蝕んでいったようです。
武田愛貴容疑者に対する世間の意見
武田愛貴容疑者の起こした、今回の事件に対する世間の意見はどのようなものがあったのでしょう?
一部ピックアップしてみました。
本当にありえないですよね。 一週間水もご飯も与えてもらえず…。
三年もの間お世話もしていないのにInstagramでは意味不明なコメントもされていますよね…。
余りにも無責任としか言いようが無いです。
何でこんな酷い事が出来てしまうのか…。
やはり、事件の酷い内容を知って、ショックを受けた方も多いようです。
また、日本のペット業者、繁殖業者の在り方に疑問を呈する意見も多かったです。
ペットショップこそ、国の認可制にして監視体制を強化するべき。
簡単に許可を与えるような制度も廃止するべき。
講習、勉強会、貯蓄額の設定、許可の毎年の更新制などを設けるべき。
国はもっと、全ての生物の命の重さを重視して行動管理しないといけないよ。
昔から、類似の事件が多数報告されています。
それでも、規制されない現状に、国への不満を募らせる人も多いようです。
調べに対し武田容疑者は「この程度では、虐待には当たらないと思う」などと話し、容疑を否認しているということです。
武田愛貴容疑者は容疑を否認しています。
「この程度では、虐待には当たらないと思う」と言っているようですが、「ドッグサロン チッチ」を立ち上げた頃の武田愛貴容疑者がこの現状をみたら、同じことを言うのでしょうか?
虐待で亡くなった犬のためにも、素直に罪を認めてもらいたいものです。
この事件が世に広まり、こういった悲惨な事件がなくなることを願います。
また新たな情報が入り次第追記・更新していきます。