2023年1月16日に福岡県博多駅前の路上で起きた刺殺事件の犯人が、1月18日に逮捕されました。
逮捕されたのは、寺内進容疑者31歳で、被害者の川野美樹さんの元交際相手だったとのこと。
寺内進容疑者の素性やfacebookを特定し、事件の詳しい様子が分かってきましたので、詳しく見ていきたいと思います。
事件の概要はこちらの記事から↓↓
博多駅前殺人事件、被害者は川野美樹さんと判明!場所はセブンイレブン前
寺内進容疑者のFacebookを特定!顔画像や素性も調査
ニュースとSNSで分かるプロフィールは以下の通りです。
- 名前:寺内進(てらうち すすむ)
- 年齢:31歳
- 住所:福岡県福岡市博多区冷泉町
- 出身:大阪府大阪市
- 職業:飲食店従業員
寺内進容疑者のfacebookを特定しました。
こちらは最新投稿が2014年なので、少し古いものですが、2014年頃までの寺内進容疑者の様子が良く分かります。
この時点では、勤務先が東京六本木となっているので、大阪から東京に行き、そこから福岡に移ったようですね。
投稿内容から、この当時BARで働いていたことが分かります。
そして、この頃勤めていたのはダンスBARだったということで、寺内容疑者はダンサーとしてもやっていたようです。
facebookでは女性と肩を組んでご満悦な写真などが多々見られ、かなり派手な性格だったことが伺えます。
報道によると、福岡に移って後も、九州最大の繁華街である中州のBARで働いていたということで、東京時代の経験を生かしていたようです。
寺内進容疑者と川野美樹さんの関係は?ダンスが共通点?
寺内進容疑者と川野美樹さんの関係は一体どういったものだったのでしょうか?
新たに分かった川野美樹さんのプロフィールは以下の通りです。
- 名前:川野美樹(かわの みき)
- 年齢:38歳
- 住所:福岡県那珂川市
- 出身:愛知県名古屋市
- 職業:事務職・ホステス
川野さんは、過去に結婚・出産ののち離婚しており、約10年前に福岡に引っ越してきて、事件当時は那珂川市で両親と娘の4人暮らしをしていました。
博多駅近くの会社で事務として働くかたわら、中州でホステスとしても働いていたとのこと。
川野さんが働いていたのは会員制の高級ラウンジで、かなり有名なお店だったとのこと。
川野さんは人気のホステスで、川野さん目当てに来るお客さんも多かったそうです。
そのラウンジのオーナーの経営する系列のBARで働いていたのが、寺内容疑者でした。
そのBARは川野さんのラウンジのアフターで使われることの多かった店だったようで、そこで二人は知り合ったようです。
川野さんは中学卒業後、沖縄の芸能養成スクールに通っていたことがありました。
沖縄の芸能スクールといえばダンスで有名な所です。
ダンスという共通点もあり、二人は次第に仲良くなっていたようです。
その後、交際に発展しましたが、その店は関係者同士の交際は認められていなかったようで、内緒で付き合っていたようです。
2人は1年程交際をしていたようですが、寺内容疑者の束縛が強かったことなどが原因で、川野さんから別れを告げました。
そういったことが関係してか、寺内容疑者は店を解雇されたとのこと。
そこから寺内容疑者のストーカー行為が始まったようです。
川野さん: 交際相手に別れを告げたのに、何回も電話がかかってきて、職場で待ち伏せされている。
上記のようなことを、昨年の10月頃から、警察に3回ほど相談していたとのこと。
そして11月には寺内容疑者に対してストーカー規制法に基づく、つきまとい禁止命令が出されました。
しかし、その命令も虚しく、悲惨な事件は起きてしまいました。
新たに分かった事件時の様子と、逮捕時の様子
防犯カメラの映像から事件当時の様子が明らかになってきました。
2023年1月16日午後6時頃、寺内容疑者は会社終わりの川野さんを待ち伏せていたようです。
寺内容疑者は川野さんが会社から出てきた直後、声をかけました。
その後、二人で話しながら歩いていたようです。
その時の様子が防犯カメラに映っていました。
防犯カメラの映像なので、少しわかりづらいですが、前を歩くベージュのコートを着ているのが川野さん。
後ろを歩く黒い上着の男が寺内容疑者と見られています。
この映像の数分後、事件は起きました。
別の防犯カメラで、犯行の一部始終が映っていたようです。
防犯カメラの映像では、傘を差した状態で立ち止まり、何かを話していた二人。
突然、寺内容疑者が襲い掛かり、押し倒した川野さんの全身に何度も刃物を突き刺したとのこと。
その後、鞄に刃物をしまい、平然とその場を立ち去ったそうです。
川野さんは病院に搬送されましたが、亡くなってしまいました。
事件発覚後、警察は捜査を開始。
早い段階で、寺内容疑者の存在が捜査線上に浮上しており、現場に残された傘から寺内容疑者の指紋が検出されていたとのこと。
事件後、寺内容疑者とは連絡が取れなくなっており、自宅にもいなかったとのこと。
そして、1月18日の午前、博多区中洲の路上で、一人で歩いている寺内容疑者を発見。
博多署に任意同行し、事情聴取を行いました。
その際、所持品の中に刃物が入っていたとのことです。
その後、容疑が固まったため、殺人の疑いで逮捕されました。
寺内容疑者は「刃物で川野さんを刺したことに間違いない」と容疑を認めています。
寺内容疑者は任意同行の際も抵抗する様子がなかったようなので、もう逃げるのは諦めていたのかもしれませんね。
寺内進容疑者の犯行動機は「独占欲と逆恨み」か?
寺内容疑者が川野さんを殺害したのは一体なぜでしょうか?
川野さんが寺内容疑者と別れたのは、「束縛がきつかった」という理由だったので、かなり独占欲の強い性格だったことが分かります。
さらに、寺内容疑者のfacebookを見ると、乱暴な性格だったことが見えてきます。
女性の首に腕を巻き、乱暴に扱っている写真を載せていたり、イライラした様子を呟いたりしていました。
どうやら、感情をコントロールするのが苦手だったようです。
特に酒が入るとそれが顕著に出る様で、飲み会の席で喧嘩していたという証言もありました。
川野さんが自分のモノにならない、そして、それがきっかけで会社もクビになった。
色々な感情が爆発して、今回の凶行に至ったのかもしれませんね。
そうであれば完全に自分勝手な理由なので、一切同情はできません。
厳しい罰が下ることを期待します。
寺内進容疑者やこの事件への世間の声は?
今回の事件に対する世間の声は一体どういったものがあるのでしょうか?
一部ピックアップしてみました。
絶対許さない!殺してやる!という強い殺意を感じる。被害者としては何回警察に相談しても改善されない段階で手を打ってれば…
極論、身の危険を感じるほどのストーカーから身を守るのは警察幹部がアドバイスしてたように職を変える。あとは引っ越すしかないと思う。
ストーカーに対して、警察ができることは少ないため、理不尽だけど引っ越すしかないという意見です。
こういった意見は多かったです。
実際、今回、接近禁止命令が出ていたのにも関わらず事件が起きました。
ストーカーが極まって殺人まで行ってしまう人間にとっては、法律なんていうのは、ほとんど意味をなさないのかもしれませんね。
実際にストーカー被害に合われた方のコメントもありました。
以前ストーカー被害にあい、緊急用直通の携帯を渡され、警告書も出されました。 しかし一定期間が過ぎると警察の連絡頻度は減り、最終的には打ち切りになります。
私は打ち切られたあとに自宅に加害者が来ました。切れると手続きしなおしで逮捕には至りません。
逮捕が絡むので警告書の効力はゼロではないです。 ここで踏みとどまる人が殆どだが、しかし一部はそうではない、と警察から言われました。
この人の場合、しばらく警察から連絡などがありましたが、一定期間を過ぎると打ち切り、その後加害者が家に来てしまったとのこと。
確かに警察もずっとその人だけを警護するわけにもいきません。
ある程度の期間を置いて、打ち切るのはしょうがないことです。
ただ、それだと、根本的な解決にはなりません。
警告書も一部の人間には意味をなさないとのこと。
そうなってくると、非常に理不尽ではありますが、ストーカーの手の届かない遠くに引っ越すしかありません。
今回の事件、川野さんが高級ラウンジのホステスでかなり人気もあったとのこと。
職場環境やお給料も良かったのでしょう。
その環境を捨てて引っ越すのはかなりの決断力がいります。
結果論にはなりますが、命の事を考えると、引っ越す決断をするのが正解だったかもしれませんね。
ストーカーの問題は非常に対処が難しいです。
今後、この様な事件が少しでも減ることを願います。
また、新たな情報が入り次第追記・更新していきます。
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