東京五輪でバスケット女子が史上初めて決勝に進みました!
女子バスケットの監督を務めているのが、トムホーバスさん。
トムホーバスさんは、外国人ながらとても日本語が上手で、選手に指示を出す時は日本語を使っているんです。
トムホーバスさんの日本語が上手な理由は、お嫁さんが日本人でトムホーバスさん自身も日本でバスケットをしていた時代があったからです。
今回は、トムホーバスさんの日本語が上手な理由として、トムホーバスさんの日本での現役時代の経歴、日本人の奥さまをご紹介します!
目次
女子バスケ監督トムホーバスの日本語が上手!
東京五輪で女子バスケットの監督を務めている、トムホーバスさん。
外国人でありながら、日本の選手に指示を出す時は日本語を使っていて、とても好感度があがっています!
女子バスケの監督さんかな。
外国の方なのに日本語話してた。
すごいなと思った。
日本語で伝えていた。
女子バスケの監督さんは日本語で支持出してて、すごい熱い感じだったなー!
今の女子バスケの好きなところの1つは、監督が日本語話してくれるところ
監督が外国人だと、通訳をつけている光景をよく見ますよね。
しかし、トムホーバスさんは選手に声をかける時は通訳をつけずに、日本語で話しているんです。
トムホーバスが日本語を話している動画
女子バスケの監督、トム・ホーバスさん日本語めちゃうまいですね。>「多少の間違いがあっても自分の言葉で伝える方がインパクトがある」との考えから選手の指導、マスコミへの対応も日本語である#Tokyo2020 #女子バスケットボール pic.twitter.com/B7klJJ6Ig5
— 清水一行🇻🇳HCM (@shimizuHCM) August 6, 2021
トムホーバスさん、日本語上手ですね!
熱くなってところどころ英語を使っていますが、言っていることは全部分かります。
トムホーバスの国籍はアメリカ
そんなトムホーバスさんは、アメリカ生まれのアメリカ育ち。
国籍はアメリカです。
- 名前:トムホーバス
- 生年月日: 1967年1月31日
- 年齢:54歳(2021年8月現在)
- 出身地:アメリカ合衆国
- 国籍:アメリカ合衆国
バリバリのアメリカ人のトムホーバスさんですが、なぜこんなに日本語が上手なのでしょうか?
調べてみると、トムホーバスさんはバスケットボールの選手として日本に滞在していた時があったんんです。
トムホーバスの経歴!現役時代日本のトヨタでプレー
トムホーバスさんは、日本に全部で16年滞在しています。
- 現役時代 合計5年
- 監督時代 合計11年~
現役時代
トムホーバスの現役時代の顔画像
トムホーバス、女子メダル確定おめでとう!!!(トヨタ時代)#バスケットボール pic.twitter.com/gtOA0uxBWe
— どろ (@_DoLo_stvk) August 6, 2021
現役時代の経歴 トヨタと東芝でプレー
トムホーバスさんのバスケの経歴はこちらです。
- 1989-1990 スポーティングクラブ・オブ・ポルトガル
- 1990-1994 トヨタ自動車
- 1994 アトランタ・ホークス
- 1995 ピッツバーグ・ピラニアズ(英語版)(CBA)
- 2000-2001 トヨタ自動車・東芝
トムホーバスさんは、アメリカの大学を卒業後、NBAを目指しました。
しかし、NBAに入ることはできず、1989年にポルトガルに渡ります。
ポルトガルでうまく馴染めなかったトムホーバスさんは、働きながらバスケができるところを探していました。
すると、日本のトヨタが選手をさがしていることを知り、入団することになりました。
1990~1994年の4年間、トムホーバスさんはトヨタ自動車の水道橋東京本社オフィスで働きながらバスケの選手として活動しました。
トムホーバスさんはトヨタ時代に、3年連続得点王に輝くなど、素晴らしい成績を残しました。
そして、その活躍が認められ、1994年にトムホーバスさんは憧れだあったNBAでプレーすることができたんです!
2000年に日本に戻ってきたトムホーバスさんは、東芝で1年プレーをした後、2001年に現役を引退しています。
アメリカで副社長に
トムホーバスさんは現役引退後、コーチの仕事を探しましたが良い条件のリームがありませんでした。
トムホーバスさんは、一旦アメリカへ帰国し、アマチュアで高校生のバスケの指導をしながら、携帯のアプリを作る会社に就職します。
そこで7年働いて、トムホーバスさんは最終的に副社長に登り詰めました。
監督時代
ビジネスで成功したトムホーバスさんですが、2010年バスケのコーチをするために再び日本へ来日します。
2011年に、女子バスケ日本代表のアシスタントコーチに就任。
2017年には、女子日本代表ヘッドコーチに就任しました。
トムホーバスさんは、2010年の監督就任の時から、日本語が上手でした。
日本の会社で働いていた4年間に培ったこともありますが、トムホーバスさんは日本人の嫁と結婚していたんです。
トムホーバスの嫁は日本人
トムホーバスさんの嫁は日本人です。
トムホーバスと嫁の間には、2人の子供がいるとネットの情報がありました。
トムホーバスと嫁の出会いなどは情報がありませんでしたが、
トムホーバスさんが監督就任の時から日本語が話せた理由に、
「妻が日本人で、家でずっと日本語を話していた」
と2019年4月24日のbasket-countのインタビューで語っていました。
そのため、トムホーバスさんは日本でバスケをしていた現役時代に奥さんと出会ったことになりますね。
奥さんと日常的に日本語を使うことで、日本語が話せるようになったトムホーバスさん。
2010年に日本で女子バスケの監督をするときに、日本語に全く抵抗がありませんでした。
トムホーバスはバスケ監督のために日本語を猛勉強
トムホーバス監督が日本の実業団で大活躍していた時代が懐かしい。
まさか、女子の監督になって日本をオリンピック決勝の舞台に導いてくれるなんて。感動しています🏀#バスケットボール #Tokyo2020 pic.twitter.com/hZlYl89CK5— いくけん|子供と一緒に読書感想文 (@ikuken_bsk) August 6, 2021
トムホーバスさんは日常の日本語は出来ても、バスケ用語はまったく理解できませんでした。
しかし、トムホーバスさんは監督就任時、通訳をつけようとは一度も考えませんでした。
何故かというと、
- 選手に指示をした時に、選手が通訳の方を向いてしまう
- 通訳が監督の言っていることを全て訳すことが難しいことを、トヨタ時代に知っていた
からです。
トムホーバスさんが外国人でありながら、選手に日本語で指示をする理由は、日本でプレーしていた時の経験が生かされていたんですね。
多少の間違いがあっても自分の言葉で伝える方がインパクトがある
そう考えたトムホーバスさんは、選手とコミュニケーションをとるために、バスケ用語と日本語を猛特訓します。
トムホーバスが行った日本語の特訓
- 日本のコーチが話すことを注意深く聞く
- 練習の後、日本語で選手たちに話しかけコミュニケーションを図る
- 日本語の表現を増やすために、スマホに日本語学習アプリ入れ勉強
- 自宅では、教本で日本語を勉強
など、
かなりストイックに日本語を習得していったことが分かります。
今の女子バスケ日本代表のチームがこれだけ好成績を残しているのは、トムホーバスさんの指導力に加えて、日本を理解しようとする熱意があったからなんですね。
